【自動研磨機に右腕巻き込まれ死亡】新潟県燕市の金属製品製造業者を労働安全衛生法違反容疑で書類送検
三条労働基準監督署は6月2日、金属製品製造業を営む個人事業主を労働安全衛生法違反の疑いで新潟地方検察庁三条支部に書類送検した。
2025年1月8日、新潟県燕市の工場内において、自動研磨機のバフに研磨剤を塗布する作業を労働者に行わせる際、危険防止措置を講じなかった疑いがもたれている。個人事業主は自社の労働者に自動研磨機を運転させながら、そのバフに研磨剤を塗布する作業をさせていたところ、労働者が同機械に右腕を巻き込まれて死亡するという災害が発生した。
労働安全衛生法では、機械の調整の作業を行う場合で労働者に危険を及ぼすおそれのある時には機械の運転を停止する必要があること、また機械の運転中に作業を行わせる場合には危険な箇所に覆いを設けるなどの措置を講じなければならないことが規定されている。