【祝開通!】国道49号 水原バイパスが全線開通、「道」が地域にもたらす新たな人流・物流に期待

来賓、関係者により開通記念のテープカットとくす玉開披が執り行われた(斎藤洋明衆院議員、国定勇人国土交通政務官、黒岩宇洋衆院議員、佐藤信秋参院議員、中原八一新潟市長、帆苅謙治県議ら)

2025年6月8日、国道49号水原バイパス(阿賀野市下黒瀬~阿賀野市寺社・総延長8.1キロメートル)が全線開通した。

水原バイパスは2000年に事業化し、工事の着工が2005年。2022年には阿賀野市下黒瀬~阿賀野市百津の暫定2車線部分・総延長5.4キロメートルが部分開通。2025年6月8日に百津~阿賀野市寺社の延長2.7キロメートルが開通して、先の5.4キロメートルと接続し、全線開通となった。

開通記念ウォーキングには多くの市民が参加。バイパス開通に対する地元の喜びもひとしおだ

同日には阿賀野市土橋の水原屋内運動場で開通式典が挙行され、事業主体の国土交通省や新潟県、地元阿賀野市などから多数の来賓、関係者が参席した。

国定勇人国土交通政務官から式辞

開会の式辞で国定勇人国土交通政務官は「地域の発展のために貴重な土地を提供された地権者の皆様に感謝を述べたい。国道49号線の交通渋滞の緩和、交通の円滑化を目指してのバイパス事業であり、これが全線開通することで、県東部工業団地から新潟亀田ICや新潟東港などへのアクセス性が向上し、地元の発展に大いに寄与することが期待される」と述べた。

国交省時代から長く水原バイパスにかかわってきた佐藤信秋参院議員

また、国土交通省時代に道路局長や技監、事務次官の職を通して、このバイパス事業には期成運動時代から携わってきたという佐藤信秋参院議員は「事業化してから25年だが、期成運動の時代から数えれば40年以上にもなる。国土強靭化を見据えた場合にはリダンダンシーの確保が必要とされ、将来的には4車線化が実現することを期待したい」と話した。

謝辞を述べる加藤博幸阿賀野市長

地元の阿賀野市・加藤博幸市長は謝辞の中で「ようやく悲願のバイパス全容が整った。大きく人、モノの流れが変わる。これを的確にとらえ、阿賀野市だけでなく新潟市、阿賀町、五泉市との連携のもと、地域の活性化につなげていかなければならない」と述べた。

その後、場所を屋外に移し、開通記念のテープカットとくす玉開披が来賓と関係者によって行われ、祝賀ムードも最高潮の中、記念パレードも披露された。

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