【基準値の25倍超】新潟県村上市の温泉源泉でカドミウム検出　3施設が入浴休止

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新潟県村上市は、同市勝木地内のゆり花温泉源泉地で実施した成分分析で、有害物質のカドミウムが環境基準を大幅に超えて検出されたと発表した。市は11日から源泉を使用する3施設への温泉供給を停止し、温泉入浴を休止している。

市が温泉法に基づき6月9日に実施した源泉の成分分析で、カドミウムが1リットル当たり0.077ミリグラム検出された。地下水環境基準（同0.003ミリグラム）の約25倍に相当する。

温泉供給を停止したのは福祉センターゆり花会館、交流の館「八幡」、山北徳新会病院の3施設。周辺に飲用井戸はないという。市は今後速やかに詳細調査を行い、安全が確認され次第、利用を再開するとしている。