建築工事や不動産仲介などのタウンR(新潟市中央区)が破産開始決定 市場低迷や競争激化で受注が減少傾向に
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、有限会社タウンR(新潟市中央区、設立2001年9月28日、五十嵐堅社長)が6月23日、新潟地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には島垣哲平弁護士(弁護士法人とき法律事務所、新潟市中央区)が選任された。負債総額は、約7,300万円が見込まれる。
タウンRは2001年9月に設立された事業体で、2005年4月に有限会社ハウジングA・Cから現商号に変更。建築工事や不動産仲介・管理を手掛け、2008年8月期は5億6,863万円の売上高を計上していた。
しかし、市況低迷や競争激化などで受注は減少傾向となり、2023年8月期の売上高は5,799万円に落ち込んでいた。その後も業況に好転材料は乏しく、売掛金回収難なども生じていた模様で、資金繰りも限界に達し、今回の事態に至った。
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