【福島原発事故で74回目】新潟県、東電から損害賠償3万5500円受領
新潟県は7月16日、東京電力ホールディングスから福島原発事故に伴う損害賠償額の一部として3万5500円の支払いを受けたと発表した。7月15日に受領したもので、全体で74回目の支払いとなる。2024年度では2回目の受領。
今回の支払いは、2014年度に発生した工業用水道事業会計分の請求額の一部。原子力損害賠償紛争解決センター(ADRセンター)の仲介による和解契約に基づいて支払われた。受領額の内容は人件費等となっている。
県の請求および受領状況によると、これまでの請求額の合計は60億3611万511円。今回の受領により、受領額の累計は50億2901万7028円となった。
残りの請求額については、引き続き協議を継続中としている。県は今後も費用の発生等が確認できたものについて順次請求する方針。