燕三条の企業をキャラクター化した「匠の守護者NFT」が「デジタル三条市民証」にリニューアル 保有特典は様々、デジタル市長選挙などの取り組みも

「匠の守護者NFT」 三条市のプレスリリースより

新潟県三条市が7月15日、燕三条地域の企業を擬人化した「匠の守護者NFT」を「デジタル三条市民証」へリニューアルした。

「燕三条匠の守護者NFT」は、日本アニメ・マンガ専門学校の学生が燕三条地域の企業を擬人化したトレーディングカード「燕三条匠の守護者」をNFT化したもので、三条市と燕市のふるさと納税の共通返礼品にもなっている。

「デジタル三条市民証NFT」を保有すると、インターネット上のコミュニティDiscordサーバー(デジタル三条市民DAO)に参加できるようになるほか、市内の温浴施設「いい湯らてい」の入館料100円引きなどの特典も受けることができる。

Discordサーバーでは、情報発信や市政に関する意見交換などが行えるほか、サーバーに参加している市内のものづくり企業と交流もでき、ビジネスマッチングや起業を目的とした工場視察などに繋がることが期待される。

なお、より高額な「プレミアムコンテンツNFT」も発売。「いい湯らてい」の貸し切りや市内のツアーなどの特典を受けることができる。詳細については、市の公表している「NFT保有で利用できる特典コンテンツ等の詳細」を参照。

また、12月には全国初となる「デジタル三条市長選挙」を開催予定だ。「デジタル三条市長」の任期は1年間で、デジタル市民DAOの活用に関する企画発案権や、三条市のメタバース空間「バーチャル三条市」の愛称と空間制作の決定権を持つことができる。立候補、投票できるのは「デジタル三条市民証NFT」の保有者で、公開討論は三条市のメタバース空間で、投票はDiscordサーバー上で実施するという。

 

【関連リンク】
三条市 令和7年7月15日市長記者会見「1 「匠の守護者NFT」が「デジタル三条市民証」にリニューアル 全国初の「デジタル三条市長選挙」」

 

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