運送会社や警察を騙り70代女性から現金を騙し取ろうとした疑い、自称中国籍の男性を逮捕

三条警察署
三条警察署、新潟県警組織犯罪対策課、機動捜査隊は、千葉県警特殊詐欺連合捜査班の応援を得て7月19日3時34分、中国国籍で住所不明無職の男性(26歳、いずれも自称)を詐欺未遂の疑いで逮捕した。
男性は氏名不詳の共謀者らとともに、新潟県三条市の70歳代女性から現金をだまし取ろうとした疑いが持たれている。
警察によると、犯行は7月3日から17日の間に行われた。共謀者らが複数回にわたり被害者女性へ運送会社の社員や警視庁の警察官を名乗って電話をかけ、「事件捜査で犯人を逮捕したところ、あなた名義の通帳が出てきた」「犯罪に利用された現金が口座に入金されているため、紙幣番号を調査する必要がある」などと嘘を言って、千葉県内へ現金を宅配便で送らせて男性がだまし取ろうとしたという。しかし、女性が三条署へ届け出たため、目的を遂げることはできなかった。
警察では男性はいわゆる「受け子役」であったと見て、余罪の有無なども含めて捜査を進めている。また三条署の担当者は「こうした警察を騙る詐欺も増えている。おかしいと思ったら一旦電話を切って、家族や近くの警察署などへ相談してほしい」と注意を呼びかけている。