新潟県立自然科学館が優れた製品を紹介するコーナー「NIIGATA TECHNO CUBE」で新企画を開催中

今回のテーマは「スポーツを支えるものづくり」

NIIGATA TECHNO CUBE

新潟県立自然科学館3階に、県内の優れた製品を紹介する展示コーナー「NIIGATA TECHNO CUBE」が設置されているが、第4期となる展示企画が今月18日から行われている。4回目となる今年度のテーマは「スポーツを支えるものづくり」。2020年の東京オリンピック開催を控え、スポーツへの関心が日々高まる中、競技・アスリートを支えている製品・用具に注目し紹介している。

具体的には、ウエタックス株式会社の「水中スピーカー」、株式会社遠藤製作所の「ゴルフクラブ」、ヨネックス株式会社 新潟生産本部の「バトミントンラケット」などが展示されていて、見るだけでなく体験もできる。期間は来年3月末頃まで。

 

【ウエタックス株式会社 水中スピーカー UA-30】

ウエタックス株式会社の「水中スピーカー」

同社の、水中競技選手を支える水中スピーカーは、国内シェアナンバー1。陸上では、空気の振動を鼓膜で捉えることにより音を聞くことができるが、水中では難しい。そうしたなか、「骨伝導」の仕組みを利用した完全防水加工の水中スピーカーは、選手に音を確実に伝えることができる。

同社の水中スピーカーはスポーツ界だけでなく、様々な分野で認められている。2000年の沖縄サミットでは海中警備で同社のスピーカーが使用された。また映画界などでも「ウォーターボーイズ」や「海猿」などヒット作で同社製の水中スピーカーが使用されている。

一方、東海テレビ放送(愛知県)と共同で「完全防水ハンドマイク」を開発。台風中継、祝勝会のビールかけなど様々な場面で活躍。平成28年度の「日本民間放送連盟賞技術部門」で最優秀賞に輝いたが、機械メーカーが同賞を受賞するのは極めて稀という。

なお展示コーナーでは水槽の中にある水中スピーカーから出ている音を「骨伝導」で聞く体験ができる。

 

【株式会社遠藤製作所 EPONゴルフ AF-505】

株式会社遠藤製作所の「ゴルフクラブ」

日米首脳のゴルフ外交でも注目を集めているゴルフだが、遠藤製作所の名前を全国に知らしめているのが、エポンゴルフのゴルフクラブだ。ゴルフを楽しむ人口は以前に比べて減少しているものの、それでも500万人レベルで、比較的資金に余裕のある高年齢層が主な中心だ。そんな人たちに、遠藤製作所のゴルフクラブは選ばれている。主に、金属製のクラブヘッドを鍛造で仕上げ、ボールを打った感触がよく、そしてボールがよく飛ぶクラブとして人気だ。自社ブランドのエポンゴルフで発売するだけでなく、大手ゴルフ用品メーカーへOEM供給もしているから、その人気は本物だ。

鍛造とは、鍛えるという字があるように金属を強くする加工法の一つ。金属をハンマーや金型で打って圧力を加えると、金属内部の空洞がなくなる。そして金属を構成する結晶の流れが整い、硬さや粘り強さが出てくる。少ない材料でも強い製品が作れるため、生産効率の高さや低コスト性などから、多くの業界から支持されている生産手法だ。鍛造は、金属加工のまち、燕の代名詞ともいえよう。

【ヨネックス株式会社 新潟生産本部 バドミントンラケット ASTROX99】

ヨネックス株式会社 新潟生産本部の「バトミントンラケット」

ヨネックス株式会社 新潟生産本部が、新次元カーボン素材Namdを使用して開発・製造し、世界のトッププレーヤーから支持されているバドミントンラケットだ。大きくしなって素早く元に戻り、パワフルな連続強打が可能になったという。展示コーナーでは、最新のカーボン製テニスラケットの試し打ち体験ができる。

なお同社のHPによると、大坂なおみ選手はプロ契約を締結した2014年から、大坂選手の要望に応じて調整した同社のテニスラケット「EZONE」を使用しているという。

同科学館のサイト
http://www.sciencemuseum.jp/news/detail/284