【燕三条の金属加工技術を世界へ発信】バリ島デザインイベント「Jia CURATED 2025」にFOR THE METAL PEOPLEの11工場が出展

新潟県 燕三条エリアのものづくりを世界に発信する「FOR THE METAL PEOPLE」(プレスリリースより)

新潟県燕三条エリアのものづくりを世界に発信する「FOR THE METAL PEOPLE」は8月14日~18日、インドネシア・バリ島のBali Festival Parkで開催されたデザインイベント「Jia CURATED 2025」に出展した。燕三条地域の金属加工を行う11工場が参加し、ものづくりの変遷とその広がりを紹介した。

今回のテーマは「変わりゆく視点(Evolving Perspectives)」。金属加工の産地として知られる燕三条エリアが、包丁や鋏、大工道具、台所用品、アウトドア用品、酒器など幅広い分野で培ってきた技術力と、時代に合わせて柔軟に変化するものづくりの姿勢を世界に向けて発信した。

参加工場は、1816年創業で銅器づくりを手がける玉川堂、1926年創業でつめ切りなどニッパー型刃物を製造する諏訪田製作所、1948年創業の包丁・刃物メーカーのタダフサなど、歴史ある企業から比較的新しい企業まで多岐にわたる。各工場は急須やカップ、つめ切り、包丁、カトラリーなど、それぞれの技術を活かした製品を展示した。

会場什器もDOTS AND LINESが制作し、ナットをモチーフにした六角形の美しいデザインを提供した。

「FOR THE METAL PEOPLE」は、2013年から続く「燕三条 工場の祭典」の立ち上げに携わったメンバーを中心に構成される新たなコレクティブ。主催はドッツアンドラインズとマグネット、監修はメソッドが担当している。「Jia CURATED」は2022年に「Jia Curated Kiosks」として初開催され、2025年に現在の形に進化したクラフトとデザイン、文化に浸る週末イベント。中国語で「家」を意味する「Jia」の理念を基盤に、インドネシアの共同協力の精神「Gotong Royong(ゴトン・ロヨン)」を取り入れ、創造的なコミュニティの強化を目指している。

 

【関連リンク】
FOR THE METAL PEOPLE 公式Instagram
Jia CURATED Webサイト

 

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