【果物の盗難被害相次ぐ】新潟市南区でシャインマスカットが盗まれる、18日のブルーベリーに続き

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新潟南警察署は8月19日、南区内の果物農家からシャインマスカットが盗まれたとの被害届が出されたと発表した。

被害に遭ったのは南区のぶどう農家で、シャインマスカットのほか巨峰なども栽培している。この畑では8月1日から16日の間に最初の被害があり、ビニールハウス内の畑から収穫前のぶどうが盗難に遭った。所有者は18日に警察へ被害届を提出した。被害はシャインマスカット15房(時価約2万5,000円相当)だった。

しかし18日から19日にかけて再び畑が荒らされ、新たにシャインマスカット15房(同約2万5,000円相当)が盗まれ、農家は再度被害届を提出した。

この農家では昨年9月と10月にもぶどうの盗難被害があり、防犯カメラやセンサーを設置していたが、それをすり抜けて犯行が行われたとみられる。

新潟市南区では18日にも収穫前のブルーベリー10キログラム(時価約3万円相当)が盗まれており、果物の盗難が相次いでいる。南区はぶどうをはじめ果物の産地として知られ、これから幸水や新高などの和梨、ル・レクチェなど洋梨の収穫期も控えている。今年は各地で米の盗難被害も報告されており、農家にとって深刻な状況が続いている。

新潟南警察署の松本剛副署長は「農家の方々が苦労して栽培した作物が盗難に遭うのはやりきれない思い一方で、犯行を未然に防ぐのは容易ではない。費用のかかることで強制はできないが、センサーライトや防犯カメラ、ネットなどの設置を勧めたい。見慣れない人や車を目撃した際には警察に通報してほしい」と呼び掛けている。

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