射出成形機製造の新潟機械が工場を新設移転 ロゴも刷新

射出成形機製造の新潟機械株式会社(新潟市東区)がこのほど新潟市東区桃山町に工場を新設し、8月27日にその開所式を実施した。9月から順次本格稼働する。

新潟機械は、株式会社ニイガタマシンテクノ(新潟市東区)が分割した射出成形機事業を継承した企業で、2022年に設立。世界的な射出成形機メーカーの海天国際ホールディングス(中国)のグループ企業。なお、ニイガタマシンテクノの前身となる新潟鐵工所の創業からは、今年で130年目となる。

新工場は6月末に完成。延床面積は9,744平方メートルで、東区岡山の旧工場の約1.5倍となる。同社小林貴常務取締役は「先進的な自動化設備や最適化された生産ラインに導入し、効率性と柔軟性を兼ね備えた設計となっている。これにより、生産性の向上に加え多品種少量生産への対応力が大幅に強化された」と解説。また、旧工場と同様に新潟空港や新潟港に近い立地も物流面でメリットとなる。

新潟機械の小林貴常務取締役

テープカットの様子、背景には新しいロゴマークが映る

27日の開所式には、関係企業などの社員が参加。テープカットのあとには同社の射出成形機を紹介するプライベートショーも実施した。

また、開所式では同社の新しいロゴも公表。旧ロゴから引き継いだ青と黄色のカラーで「窓」をモチーフとした二つの四角形を描き、多様性や調和、対話、社会との繋がりなどを表現した。

小林常務は「この新たな拠点から、変化する市場のニーズにより迅速かつ柔軟に対応できる体制を構築し、今後も更なる競争力の強化と持続的な成長を実現していく」と話した。

新潟機械桃山工場

桃山工場 工場内

 

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新潟機械 webサイト

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