【入学したくなるオープンキャンパス】平日・休日開催&学生主体の運営で未来のキャンパスライフを実感 新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部

大学受験の天王山とも言われる夏も終盤に差しかかり、高校3年生の受験対策は大きな山場を迎えている。その進路選択を左右する大きな鍵となるイベントの一つが、オープンキャンパスだ。

大学2学部4学科・短大2学科を擁する新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部(新潟市中央区)では、「体験の休日、体感の平日」を掲げ、休日だけではなく平日にもオープンキャンパスを実施している。「オープンキャンパスに行って入学したくなった県内私大No.1(大学通信調べ)」と評価される、大学・短大のハードからソフトまで多彩な魅力に触れられるその現場に迫る。

休日に実施されたオープンキャンパスの様子。新潟市を中心に、長岡市や村上市、県外も含む広域から高校生が参加しており、近年は特に保護者同伴の参加者が多い傾向

 

1日1000人が参加! 入学したくなるオープンキャンパスとは

平日開催と休日開催で異なる内容や雰囲気、リアルかつエンタメ性も取り入れたプログラム、受験に直接役立つ豊富な情報、学生が主体となっている運営など、数々の特色が挙げられる青陵のオープンキャンパス。

数年前は受験生だったからこそできる、受験生の気持ちに寄り添った学生のコミュニケーションが場の空気を和ませる

オープンキャンパスの運営を担当する入試広報課の本間理泰さんによると「オープンキャンパスは、大学の雰囲気がわかることはもちろん、学生と直接話をできる場面も多いので、将来こんな先輩になりたいとか、自分がどんな短大生・大学生になるかイメージができるところがすごくいいところです。プログラム作りでは、何を大切にしている大学か、他校との違いは何かが分かるように比較表や資料作りに特に力を入れています」とのこと。

入試広報課の本間理泰さん

実際に平日・休日両日のオープンキャンパスから、その特色を紐解いてみよう。

【体感の平日】普段のキャンパスを見られる貴重な機会

7月の平日に行われたオープンキャンパスには、約50名の高校生が参加しており、学生スタッフが案内するキャンパスツアーを中心に、リラックスした空気の中で青陵への理解を深めていた。

学生が案内するキャンパスツアーの様子

この日の一番のポイントは、平日ということで構内では通常の授業が行われており、実際に入学してどんなキャンパスライフを送れるかを肌で感じることができるところにある。

キャンパスツアーでは案内を受けるだけではなく、各所に設けられたクイズで楽しく大学のことを知ったり、キャンパスを回った後にお菓子がもらえるエンタメ性も加味されていた。

授業の様子に、参加した高校生からは「ついて行けるか心配になったけど、すごく楽しそうだなと思いました」と大学生活への期待が高まったとの声も

学生自身の実感も交えて説明をしたり、高校生からの疑問にも気さくに答える

参加した高校生からは「受験では面接や小論文もあるので、実際の大学の魅力を知らないといけないと思って来ました。今日参加して、やっぱり自分に合っていると感じました」と、大学の空気感を肌で感じられたことが受験のモチベーションにつながったとの声が。

秋葉区から参加した高校生「ここでたくさん学びながら看護師になりたいです」

秋田県から参加した学生の保護者「娘が進む道を家族で一緒に確かめられてよかったです」

また、秋田県から参加した高校生の保護者も「職員さんも学生さんもとても明るい感じがすごく好印象でした。子どもの一人暮らしは心配ですが、学生寮があることも分かって、選択肢が増えました」と、安心した表情を見せた。

個別相談コーナーでは、大学職員だけでなく、在学生にも相談することができる。履修科目について、資格について、実習、そして受験相談も、各選抜の特徴や注意点からどういうところが評価されるかまで、かなり具体的に聞くことができ、時間を忘れて熱心に聞き入る姿が数多く見られた。

 

【体験の休日】受験情報から職業体験まで盛りだくさん

8月に開催された休日のオープンキャンパスは、約1,000人もの高校生と保護者が参加し、大学や受験の説明会や職業体験、キャンパスツアー、学食、生協も含め、文字通り構内をすべて開放した五感で青陵を体感できる1日に。

大学と同じ敷地内にある新潟青陵こども園見学ツアーの様子

大学職員による各学部学科の特徴説明、進学費用・奨学金などの説明会には、大勢の参加者が詰めかけ、熱心に資料も広げながら案内に聞き入っていた。

倍率や定員の情報、おすすめの受験方法、前年度との変更点、各科目の配点など受験に直結する情報も詳細にアナウンス

休日のオープンキャンパスでは、入試対策の最新情報を収集できるプログラムも複数用意されており、入試解説の回、志望理由書・活動報告書の回の他に、学科別に在学生が登壇する受験体験談の回も。いつからどんな受験対策を行ったか、志望理由書・活動報告書はどうやってブラッシュアップしたか、面接ではどんなことが聞かれたかなど、具体的で実感も込めた内容が紹介されていた。

看護学科の学生による受験体験談の様子。それぞれ出身高校も受験方式も異なるので、三人三様の話を聞ける

構内では、各所に学科ごとの体験プログラムも豊富に用意されており、人間総合学科のコーナーはくるみボタン作り体験やウェディングドレスの試着、アイスクリーム試食、ビジネス知識の問題に回答するコーナーなどバラエティ豊富。

くるみボタン制作体験の様子。ウェディングの授業で使ったレースを染めた素材も使用

看護学科では「看護師」「保健師」「助産師」「養護教諭」の各資格に関連する体験が用意され、AEDを使った心臓マッサージ体験、点滴を流す量を調節する体験、赤ちゃんケアなど、専門性の高い体験をできるコーナーが充実していた。

AED体験コーナー

体験と同時に、実習設備や学びの環境を直接見学できることもメリットの一つ

高校生からも「体験が楽しかったから、自分が学ぶイメージができてより志望度が上がった」という声が寄せられたほか、「校舎が綺麗で学生がイキイキしていて、楽しそう」「困っていた時にすぐに駆けつけて声をかけてきてくれて、すごく助かった」など、大学の情報だけではない感性の面でも得るものが大きかったようだ。

高校1年生の参加する姿も見られた

 

企画から運営まで、学生たちの成長の場にもなる

青陵のオープンキャンパスに参加すると気づくのが、学生スタッフの多さとそのホスピタリティの高さだ。大学職員だけでなく、学生スタッフがプログラムの企画から当日の運営まで中心的に行なっており、登録メンバーは大学と短大合わせて約200人にものぼり、これは、全学生の1割を超える人数だ。

構内のあらゆる場所でスタッフのポロシャツを着た学生が活躍

オープンキャンパスは学生広報スタッフ“せぴあ”が中心となって約半年をかけて準備をして、開催するごとに反省とブラッシュアップを行い、より高校生に青陵の魅力が伝わるプログラムを作り上げていっているとのこと。メンバーの中には自身も高校時代にオープンキャンパスに参加しており、当時の対応への好印象からスタッフになったという学生が多い。

「高校時代に先輩方が親身に声をかけてくださったので、私たちも声をかけられるのではなくて、困っていそうな人に積極的にコミュニケーションを取るようにしています。今回は高校生の皆さんの不安がより取り除けるように、学生による相談コーナーも開設しました」(福祉心理子ども学部子ども発達学科3年長谷川凜さん)

学生広報スタッフ“せぴあ”メンバーの福祉心理子ども学部子ども発達学科3年長谷川凜さん「青陵は先生と生徒の距離が近くて、気軽になんでも相談できる大学です。受験生の皆さん頑張ってください!」

「オープンキャンパスで話した高校生の子が、入学してから声をかけてくれたのは嬉しかったですね。今日は学科のブースで、授業や課題、資格とかから普段の服装とかまで色々と、NGなしで(笑)相談を受けました」(福祉心理子ども学部社会福祉学科3年佐藤聖さん)

福祉心理子ども学部社会福祉学科3年佐藤聖さん。「男子が少ないことへの不安も聞きますが、少人数だからこそ仲良くなれたりするし、グループワークが多いので女子と話すのも慣れますよ」

大学職員の本間さんも、「やっぱり職員よりも高校生に歳が近い学生たちの方が感覚が合うと思うので、常にみんなと話し合って決めています。最近だと、学生の意見から高校生がリラックスして話せるようにと相談コーナーにもお菓子を用意しました。学内の見学ツアーもクイズを絡めたりして雰囲気が柔らかくなりましたね」と、学生スタッフの力を頼りにしている。

「学生たちは高校生の希望を聞きながら『それなら青陵じゃない方がいいかも』とアドバイスをすることもあります、一番は『高校生ファースト』なので」(本間さん)

学生スタッフは複数年継続するメンバーが多く、活動を通じて高校生や保護者への対応が上手くなるなど、成長している様子が見て取れるそう。学生からも「苦手だったコミュニケーション力がついた」「ここで先輩後輩と知り合えた」など、メリットを実感する声も聞かれた。

キーワードラリーやネイル体験などの学生企画も。学生の主体性を大切に「もし失敗したとしても『ダメだった』で終わらせない、次頑張ろうとするのがうちの学生のいいところです」と本間さん

相談コーナーの様子

新潟県で最も歴史がある短大の新潟青陵短大、そして新潟で最初に看護・福祉・心理を学べる大学として誕生した新潟青陵大学。県内有数の歴史ある私立大学としてのカリキュラムや施設の充実はもちろんだが、いきいきと過ごす学生の姿や大学が提供するホスピタリティの高さ、雰囲気の良さを実感することはなかなか難しい。

普段は開放されないキャンパスに入る貴重な機会といえるオープンキャンパスは、その魅力に触れられる数少ないチャンスと言えるだろう。

「うちはオープンキャンパスに来ると出願率が非常に高くなる学校なので、来てもらえればきっと良さは分かってもらえると思います」(本間さん)

試験まで残り約半年、正念場を迎える受験生にとって青陵のオープンキャンパスは心を動かす一つの大きな決め手になりそうだ。

新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部

https://www.n-seiryo.ac.jp/

新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部オープンキャンパス情報

開催日程:2025年10月8日(水)・10月22日(水)・11月8日(土)・12月10日(水)

https://www.n-seiryo.ac.jp/entrance/opencampus/

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