【県内12社目・小売業では初】北越ケーズ(新潟市中央区)が子育て支援に力を入れる「プラチナくるみん」に認定

北越ケーズの野村弘代表取締役社長(写真左)と、新潟労働局の福岡洋志局長(写真右)

厚生労働省新潟労働局はこのほど、株式会社北越ケーズ(新潟市中央区)を従業員の子育て支援に力を入れるプラチナくるみん認定企業に認定した。9月3日には認定通知書交付式を開き、福岡洋志局長が同社の野村弘代表取締役社長へ認定書を手渡した。

「くるみん認定」は子育てサポート企業として厚生労働大臣の認定を受けた証で、3段階の認定基準が設けられている。北越ケーズが今回認定された「プラチナくるみん」はその最上位で、県内では12社目の認定となる。なお、北越ケーズは2022年12月には、女性活躍に力を入れる「えるぼし」の認定も受けている。

北越ケーズでは、男性社員の育児休業取得率が56%を達成。目標達成のために社内イントラネットを利用した制度の再周知や、対象者への個別周知などの取り組みを行ってきた。なお、出産した女性労働者のうち、育児休業等の取得率は108%となっている。また、テレワークの導入や、小学生の子どもがいる家庭には短時間勤務制度を設けるなどの取り組みも実施。このほか、詳しい取り組み内容については、下記の新潟労働局の発表を参照。

認定通知書交付の様子

プラチナくるみん認定は、県内の小売業では初めて。北越ケーズの野村社長は「異業種も含め、取り組みが業界全体へ広がっていけばと思っている。それが住みよい新潟や、暮らしやすい新潟、あるいは働きやすい新潟に繋がっていく」とコメント。そして「業界では、売り場の人数を一定数確保しなければならないこともあり、早番や遅番などもあって(職場環境の改善が)難しい部分もある。しかし、最初から諦めるのではなく、やってみようと思うことが重要」だとの見解を示した。

福岡局長は「新卒者も、女性活躍や育児に関する制度などを見ている人も多い。北越ケーズには、県内のリーディングカンパニーとして今後ともご尽力いただければ」と語った。

 

【関連リンク】

新潟労働局 プレスリリース

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