新潟県、ダム施設で避雷針盗難相次ぐ 復旧費630万円見込

新潟県庁
新潟県は5日、8月26日から28日にかけて県内のダム・頭首工の警報局や水位局で避雷設備の盗難が発生し、全県調査の結果、被害は計15箇所だったと発表した。調査は土木部河川管理課と農地部農地建設課が実施した。
土木部所管は調査施設251(警報101、水位150)のうち12箇所(警報10、水位2)で被害を確認。農地部所管は71施設中3箇所で被害があった。
発生場所は村上市7箇所(三面ダム警報局3、荒川頭首工警報局3、高根川の水位局1)、胎内市4箇所(胎内川ダム警報局3、胎内川の水位局1)、新発田市4箇所(内の倉ダム警報局4)。被害は避雷針(約3メートル)と避雷導線(約12メートル)の盗難。
9月2日からの大雨時に被害発生場所で落雷があったが、盗難による施設機能への影響は確認されていないという。県は被害箇所の速やかな復旧と、避雷設備への昇降装置撤去などの再発防止に取り組む。復旧費用は約630万円。