【全国から「グランド」集結】新潟グランドホテル(新潟市)で「第1回 全国グランドホテル連絡協議会」開催

全国から10カ所の「グランドホテル」が集まった「第1回全国グランドホテル協議会」キックオフ会議が新潟グランドホテルで開催された

日本国内の「グランドホテル」の名を冠するホテル同士で連携体制を築こうと「全国グランドホテル連絡協議会」がこのほど発足。第1回のキックオフ会議が、新潟市中央区の新潟グランドホテルで開催され、全国10カ所の「グランドホテル」が顔をそろえた。

会発足は新潟グランドホテル・中山真社長の着想から

同会は新潟グランドホテル・中山真代表取締役社長の呼びかけで実現した。冒頭のあいさつで「私の“妄想”が実現した。コロナ禍で全国的に宿泊業が停滞している時期『全国にグランドホテルと名の付く施設はどのくらいあるのか』と数えてみたら150程度あり、そのほとんどはチェーンホテルや大手の傘下ではなく地方の独立系ホテルだった。連携して何かやれないだろうか、と約80のグランドホテルに声をかけさせていただいた」と話した。

第1回のキックオフ会議には全国10カ所から「グランドホテル」が参加

グランドホテルの「グランド」という言語には「大型」「壮大な」「立派な」などの意味がある。一方で日本国内にこれだけ「グランドホテル」が存在すると、資本関係があると思われていたり、利用者から他のグランドホテルと間違えて問い合わせやクレームが入ったりすることも頻繁だという。実際、この日参加した「湯沢グランドホテル」(秋田県湯沢市)は、新潟にも同姓同名の「湯沢グランドホテル」(南魚沼郡湯沢町)があり、今では共同でイベントなどを組むなど連携関係を結んでいるという。

新潟商工会議所から廣田幹人副会頭が陪席者で参加。あいさつで地域間の経済交流促進をうったえる

今回が第一回のキックオフということもあり、会議の冒頭で中山社長が議長に選出され、その後に今後の協議会の活動について意見が交わされた。協議会では今後「ブランドの価値向上」や人材交流、地域連携などを目的に共同の食イベントや共同商品開発、交換留学などを実施していく方向性が定められた。

次回は2026年4月に福岡県の「西鉄グランドホテル」で開催されることも決定した。今後はさらに「参加グランドホテル」を増やしていきたい意向だ。

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