新潟の街に舞と熱気「にいがた総おどり」、国内外から250団体が参加
新潟市中心部を舞台にした「にいがた総おどり」は14日、中日を迎え、各会場で華やかな演舞が繰り広げられた。今年で24回目を数える祭りは3日間の日程で8会場を設け、18都道府県と海外2都市から約250団体が参加。夜には各賞の受賞チームも発表され、観客を魅了した。
この日は新潟県知事賞の「創人(つくりびと)」に「一踊(ひとおどり)」が、新潟市長賞の「想人(おもいびと)」に「新潟総踊り連あじかた心」が、新潟商工会議所会頭賞の「奏人(かなでびと)」に「早稲田大学“踊り侍”」が選ばれた。
また今年からは観客投票によって選ばれる新たな賞「踊人賞」が設けられた。観客が初日の演舞をLINEで投票し、初代の受賞チームには法政大学YOSAKOIソーランサークル鳳逢恋(ほうようれん)が輝いた。
江戸から明治にかけて「踊りの都」と呼ばれた新潟の伝統を現代に甦らせた「新潟下駄総踊り」が20周年を迎える節目の年となった今回。下駄の音が響く演舞は、この日最大の盛り上がりを見せた。
フィナーレとなる9月15日には、参加者と観客が一体となるスペシャルエンディング(18時から19時30分)が予定されている。街全体を舞台に、多彩な踊りが織りなす熱気はさらに高まりを見せそうだ。