【市立明鏡高校内に】新潟市が公立の夜間中学設置、2027年4月スタート予定
新潟市では、義務教育を修了しないまま学齢期を経過した方や、不登校など様々な事情により十分な教育を受けられないまま中学校を卒業した人、本国や日本で義務教育を修了していない外国籍の人などで、就学機会の提供等を希望する人に対して義務教育を受ける機会を保障するため、県内初の公立夜間中学を設置する計画が持ち上がっている。
専門家からなる有識者会議で設置予定時期、設置予定場所などが検討された結果、9月18日に新潟市教育委員会事務局、教育総務課夜間中学開設準備室が2027年4月、新潟市立明鏡高等学校内(新潟市中央区沼垂東6)に設置する予定であることを発表した。
市立明鏡高は1981年に、午前部と夜間部がある定時制高校として開校したが、近年の志願倍率低下や生徒数の減少などを受け、夜間部の募集を2027年度から停止し、30年3月をめどに閉部することが決まっている。