【注意喚起】国勢調査かたる不審メール、新潟市北区で「かたり調査」も発生

国勢調査のイメージ
10月1日を基準日に実施される国勢調査を前に、調査をかたる不審メールや訪問による「かたり調査」が全国で確認されている。新潟県内でも同様の事案が発生しており、県は注意を呼びかけている。
県によると、9月16日ごろから総務省統計局国勢調査担当を名乗り、回答者に記念品を贈ると記載した不審なメールが送信されている。メールのURLにアクセスさせ、偽のサイトへ誘導する手口で、県内でも確認された。国勢調査でメールによる依頼はなく、県は「記載のURLにはアクセスしないように」と注意を促している。
また、9月上旬には新潟市北区で、国勢調査員を名乗る男(30代前半、身長約160センチとみられる)が世帯を訪問し、家族構成や氏名を尋ねた。後日、実際の調査員とは別人と判明した。国勢調査では年収や預金額、クレジットカード番号、マイナンバー、銀行口座などを調査員が聞くことはなく、県は「訪問時には顔写真付きの国勢調査員証を確認してほしい」と呼びかけている。
国勢調査は国内に住むすべての人と世帯を対象に実施される統計調査で、結果は医療や福祉、防災、教育など幅広い行政施策の基礎資料となる。
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