【倒産情報】精密鋳造品製造の有限会社ユニバーサルプレシジョンが破産開始決定
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、有限会社ユニバーサルプレシジョン(三条市)は、7月1日付で事業を停止し、事後処理を弁護士に一任していたが、9月11日に新潟地裁三条支部より破産開始決定を受けた。負債総額は約5,300万円が見込まれる。
同社は1976年8月に設立された精密鋳造品製造業者。主に建築金物や保安金具、各種機械部品などの製造を手掛け、2008年8月期は約2億4,000万円の売上高を計上していた。しかし、市況低迷の煽りから受注は低迷し、2024年8月期の売上高は7,000万円を割り込んでいた。
また、受注不足に加え、原材料価格高騰の影響もあり、2期連続の赤字計上を余儀なくされ、財務内容も債務超過状態にあったもので、資金繰りも限界に達し、今回の事態に至った。