ラーメン・カトラリー・酒呑童子・良寛さん…燕の名物や有名人などが大集合 絵本画家・黒井健氏デザインの「つばめトランプ」が登場 一般販売も

燕市の名物などを描いた「つばめトランプ」
新潟県燕市は10月10日から「つばめトランプ」を市内の公共施設で一般販売する。絵本作家の黒井健氏によるデザインで、同市の名物である背脂ラーメンやカトラリーなどをモチーフにした絵が描かれている。
「つばめトランプ」は、来年3月20日に同市合併20周年を迎えるにあたり制作されたもの。ハートのスートには禅僧・良寛、スペードのキングには背脂ラーメン、ジョーカーには酒呑童子と、それぞれ燕市にゆかりのある物や人物を描く。デザインを担当したのは、「ごんぎつね」などの絵本のイラストで知られる黒井健氏。なお、同氏は燕市をモチーフにしたかるた「つばめっ子かるた」の絵札デザインも手がけている。

裏の共通面には燕市の市章をあしらっている

燕市の鈴木力市長
燕市の鈴木力市長は9月29日の定例記者会見で「子どもたちに、お互いにコミュニケーションを取りながら一緒に楽しめる遊びをしてほしい、という思いで作った。また、(有名な絵本画家である黒井氏によるデザインであることから)将来、故郷への誇りを持つきっかけや、コミュニケーションのきっかけになれば」と語り、トランプの出来については「とても温かみのあるデザインのものに仕上がった」と話した。
「つばめトランプ」は3000部製作。このうち約500部を市内のこども園や保育園、小中学校の各クラスに配布予定。一般販売は10月10日から。中央公民館や吉田公民館、分水良寛史料館、長善館史料館、産業史料館、燕市役所1階売店、燕三条地場産業振興センターで販売予定。価格は、1000円(税込)。