【倒産情報】ヤマダホーム(新潟県村上市)が破産開始決定、負債総額約1億5000万円

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、ヤマダホーム株式会社(新潟県村上市)は、10月1日付で新潟地裁新発田支部より破産開始決定を受けた。負債総額は約1億5000万円。同社は8月8日に事業を停止し、破産申請の準備に入っていた。
1941年に山林関係の事業者として創業し、1958年11月に有限会社山田製材所を設立。その後、製材業を縮小して建築請負主体に事業をシフトし、1995年9月にヤマダホーム株式会社に組織および商号変更した。資本金は1000万円。
1995年12月期には一般個人住宅の受注好調により売上高7億8241万円を計上したが、その後は受注不振が続き、1998年12月期には売上高が3億4887万円へ低下し、当期純損失1572万円を計上して債務超過に陥った。
2012年に東日本大震災による復興需要を見込んで仙台市に東北支店を開設し、2015年に東北支店を福島県へ移転して受注改善に努めたが、目立った成果は挙げられず、2023年6月に東北支店を閉鎖。2023年12月期には売上高が1億175万円へ低下し、債務超過額が5903万円にまで膨らむなど厳しい業況が強いられ、今期になっても経営が回復する見込みが立たず、今回の措置となった。
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