【負債総額約6100万円】冷凍冷蔵設備業者の共栄産業(新潟市西区)が破産開始決定、県内の新型コロナ関連倒産は207件目


株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、共栄産業株式会社(新潟市西区)が10月15日、新潟地裁より破産開始決定を受けた。

破産管財人には伊津良治弁護士(伊津・五十嵐法律事務所、新潟市中央区)が選任。負債総額は、約6100万円が見込まれる。


共栄産業株式会社は、1962年8月に設立された冷凍冷蔵設備、冷暖房設備等の販売、メンテナンス業者。設備業者の下請物件のほか、各企業や店舗などからの元請物件も取り扱い、2005年12月期は売上高5億1285万円を計上していた。

しかし、市況低迷や他社との競争激化、コロナ禍の影響などもあり、2022年12月期の売上高は2億167万円に減少し、322万円の赤字計上を余儀なくされていた。2023年3月に現社長が就任し、新体制の下、メンテナンスを主体とした経営に切り替え、経営改善に努めてきたが、2024年12月期の売上高は1億170万円に減少し、赤字額も3288万円に拡大していた。その結果、財務内容も債務超過となり、資金繰りも限界に達し、今回の事態に至った。

新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは207件目となる。

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