【中間決算】亀田製菓が増収増益 特に北米や中国など海外事業が好調に

亀田製菓本社(新潟市江南区)

亀田製菓株式会社(新潟市江南区)は10月30日、2026年3月期第2四半期決算短信(連結)を発表した。

売上高は657億6,700万円(前年同期比35.4%増)、営業利益は21億9,000万円(同23.9%増)、経常利益は21億8,300万円(同18.8%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は222億8,300万円(前年同期は7億9,400万円)となった。

売上面では国内米菓、海外、食品の全事業が前年同期を上回り、いずれも堅調に推移した。また、北米子会社TH FOODS, INC.を子会社化したことに伴い、段階取得に係る差益205億9,800万円を計上したことが純利益の大幅増益に影響した。

国内米菓事業の売上高は341億5,600万円(同2.5%増)。「亀田の柿の種」や「技のこだ割り」など4ブランドが前年同期を上回り、定番商品の強化策も奏功した。営業利益は13億2,700万円(同19.4%減)で、原材料価格高騰によるコスト増が影響した。

海外事業は、TH FOODSの連結効果や中国法人の輸出好調により、売上高237億7,100万円(同196.7%増)、営業利益5億5,800万円(前年同期は営業損失1億2,400万円)と大幅に改善した。

食品事業は、売上高41億5,500万円(同10.1%増)、営業利益1億5,200万円(同20.0%増)だった。

 

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