胎内市の養鶏場で鳥インフルエンザ疑い 63万羽飼育、県が移動制限

新潟県庁

新潟県は11月3日、新潟県胎内市の採卵鶏農場で高病原性鳥インフルエンザの発生が疑われる事例が確認されたと発表した。県は当該農場の家きんや生産物の移動を制限し、立ち入り制限と消毒の徹底を指示した。

県によると、同日朝、農場から下越家畜保健衛生所に「死亡羽数が増加している」との通報があり、職員が立ち入り検査を実施。簡易検査でA型インフルエンザの陽性反応が確認された。現在、中央家畜保健衛生所で遺伝子検査を行っており、結果が陽性となれば疑似患畜に指定し、防疫措置を開始する方針。

農場では採卵鶏約63万羽が飼育されている。県は県内のすべての家きん飼養農場に注意喚起を行った。

また、県は「これまで国内で家きん卵や家きん肉を食べることで鳥インフルエンザウイルスが人に感染した事例は報告されていない」とし、風評被害の防止を呼びかけている。

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