【県内今季2例目】新潟県胎内市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザ発生 約28万羽を殺処分

新潟県庁

新潟県は、11月8日に胎内市の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザを疑う事例について、11月9日に遺伝子検査で陽性となったことを発表した。県内での確認は11月4日の胎内市に続き、今季2例目となる。

新潟県によると、11月8日朝に異常が通報され、死亡したニワトリ20羽以上が見つかった。簡易検査で陽性反応が出たため、県が遺伝子検査を実施。11月9日午前8時に高病原性鳥インフルエンザの陽性が確定された。

感染拡大を防ぐため、県は該当農場で飼育されている採卵鶏約28万羽の殺処分を開始。この規模は県内で過去6番目の規模となる。県職員と民間委託事業者から構成される約100人が24時間態勢で作業を進めており、防疫措置の完了は11月20日ごろの見通し。

今回の農場は1例目から半径1キロ圏内に位置している。県は新たに半径3キロ以内の養鶏場1戸の約3万5,000羽の移動と、3~10キロにある9戸の計約83万羽の域外搬出を制限した。

また、新潟県は「これまで国内で家きん卵や家きん肉を食べることで鳥インフルエンザウイルスが人に感染した事例は報告されていない」とし、風評被害の防止を呼びかけている。

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