【負債総額約3,800万円】ハウジングA・C(新潟市西区)が破産開始決定、設計担当者の他界も影響か
東京商工リサーチ新潟支店によると、木造建築工事業を展開するハウジングA・C(新潟市西区山田749-14、五十嵐和子社長)は10月30日、新潟地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は約3,800万円。
1993年に創業、当初より木造建築工事を主体として展開し、事業拡大に合わせて有限会社タウンRを2001年9月に設立した。2×4住宅専門の設計施工会社として、2017年12月期には売上高1億6,644万円を計上していた。
しかし、コロナ禍を経て需要減退から業績は下降線を辿り、2020年12月期の売上高は約8,800万円となり、累積赤字は肥大化し、その間、経営の立て直しに取り組んでいたものの、売上低下に歯止めが掛からずにいた。
そんな中、設計担当者の他界もあり、受注獲得に支障が出たものと聞かれ、2025年6月に有限会社タウンRの破産開始が決定、当社も事業継続を断念することとなり、今回の事態となった。
