DXで社会課題解決を目指す6社が登壇 新潟市のDX新規事業開発支援「DRIVE」中間発表会開催

NINNO3で開催された「DRIVE中間デモデイ~挑戦の現場から学ぶ事業創出のヒント~」の様子

新潟市が主催するDX新規事業開発支援事業「DRIVE(ドライブ)」の中間成果発表イベントが11月14日に開催され、参加企業のうち6社が登壇してこれから挑戦する新規事業をプレゼンテーションした。

「DRIVE」は新潟市の内企業を対象とし、DXを軸とした新規事業開発を支援するプログラム。3回目の実施となる今年度からはアルファドライブが事業を受託し、企業に伴走する体制となった。参加企業は全4回の研修の後、伴走支援を受けながら仮説検証と事業化を進めていく。

14日の中間成果発表イベント「DRIVE中間デモデイ~挑戦の現場から学ぶ事業創出のヒント~」は、イノベーション拠点施設・NINNO3(新潟市中央区)で、ビジネスイベント「日々是新」のプログラムの一つとして開催。参加企業のうち6社が新規事業の内容を発表した。

また、参加企業の1社である株式会社リプロネクストの仲川栞理氏とアルファドライブ新潟の春川英広氏のトークセッションも実施。今回、新規事業開発に挑戦するにあたって直面した課題や、得られた知見などについて話し、事業創出のためのヒントを探った。

リプロネクストの仲川氏(写真左)と、アルファドライブ新潟の春川氏(写真右)

左から、パーソルコミュニケーションサービスの宇佐美氏、BSNアイネットの坂田氏、アルファドライブ新潟の春川氏

コメンテーターとして参加した株式会社BSNアイネットの坂田源彦氏は6社の中間発表を振り返り「それぞれテーマは違うものの、どういう人たちにメリットがあり、誰が対価を払い、どこの経済が動くのか、という点がどの発表もイメージしやすかった。いきなり大きなことをやろうというノリではなく、まずはできるところから徐々にファンを増やしながら進めていくことを目指しており、とても親近感が湧いた」と講評。また、企業のDXで重要な点について「DXは目的ではなく、課題解決の手段」であることや、短期的な成果を求めすぎないことを挙げた。

同じくコメンテーターとして参加したパーソルコミュニケーションサービス株式会社の宇佐美亮氏は、新規事業開発におけるポイントを問われ「顧客の声に耳を傾けることが重要」とコメント。「作っている側は当然、『これでいいだろう』『これが最高だろう』と思って作っているので気づけないことがある。なので、しっかり顧客の声を聞いてサービスのアップデートを継続的にしていくことで、また使ってもらえるようになる」と話した。

「DRIVE」の伴走支援は年度末まで実施する。3月末には、成果発表会も開催する予定。

各社の中間発表の様子

 

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