新津老基準監督署は11月17日、株式会社太陽松食品(五泉市)ほか1名を、労働安全衛生法違反の疑いで新潟地方検察庁に書類送検した。
事件概要は以下の通り。
2025年4月1日に同社の工場において、同社の従業員が餅つき機の清掃作業を行う際、別の従業員が誤ってスイッチに接触し、機械が不意に起動して清掃中の従業員の左上腕部がまきこまれて切断された。
労基署では「労働安全衛生法では、動力しゃ断装置については、容易に操作できるもので、かつ、接触、振動等のために不意に機械が作動する恐れのないものとしなければならないと規定されているが、災害発生時はこのような措置が講じられていなかった」と見ている。