【県内住宅業界初】アサヒアレックス(新潟市中央区)が「100億円宣言」2030年達成目指す

アサヒアレックスホールディングス株式会社(新潟市中央区)は、新潟県内の住宅建設業として初めて「100億円宣言」を発表した。グループ全8社が一体となり、現在の売上高50億円(グループ全体・2025年3月期)から2030年度に100億円達成を掲げ、目標に向けて年率平均12%の成長実現を目指す。

「100億円宣言」は、独立行政法人中小企業基盤整備機構が推進する成長支援プログラム。成長意欲のある中小企業が、売上高100億円規模への成長を目指し、具体的な経営戦略と実行計画を自ら策定・公表する制度。この宣言を通じて企業は明確な成長目標を掲げ、社内外のステークホルダーに対してコミットメントを示しながら、計画的な事業拡大を推進するのが目的。11月21日の時点で宣言企業は全国1,988社。

八千代展示場

アサヒアレックスグループは、不動産の株式会社アサヒアレックスエステート、リフォーム・エネルギー関連の株式会社エコ・ライフ・アサヒなど8社でグループを形成。近年は、一面的な住宅販売のみならず、「住関連事業を通じた地域貢献」という企業理念のもと、生活に関わるすべてのサービスをワンストップでサポートする「トータルライフカンパニー」として展開している。また単に売上のみを追い求めるのではなく、地域住宅産業の発展および地域経済の活性化や雇用創出などで、社会貢献を行っていく考えだ。

同社は年商100億を目指す具体的な施策として「リフォームスタジオの新設」「職人の高齢化対策としてパネル生産工場の新設と次世代大工育成」「グループ各社連携による、顧客への長期的な情報発信と関係性強化による生涯顧客化の実現」などを挙げている。またDX推進による業務効率化と生産性向上にも注力し、業界スタンダードの底上げにも寄与したい考えだという。

石倉茂雄代表取締役は100億円宣言文で「暮らしに関するすべてをサポートできる住宅関連総合企業を目指します。各グループ会社の事業を骨太化し、地域に永続的に必要として頂けるグループを実現します」としている。

アサヒアレックス 石倉茂雄代表取締役社長兼会長

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