弥彦村の規格外「茶豆」をクラフトジンにアップサイクル 廃棄削減と所得向上へ
新潟県ジン by agataJapan（プレスリリースより）
YAHIKO Avenir合同会社（新潟県弥彦村）とヤヒコロジー株式会社（同村）は、スターマーク株式会社（東京都港区）の「県ジンプロジェクト」と協業し、弥彦村産の規格外茶豆を使用した「新潟県ジン by agataJapan」を開発。12月9日から一般販売を開始した。
同製品は、弥彦村産の規格外茶豆をボタニカル（風味付けの原料）に有効活用し、アップサイクル事業「YAHIKO UPCYCLING」の一環として開発された。これにより、廃棄削減と生産者の所得向上に寄与する。
「YAHIKO UPCYCLING」とは、もったいないをなくし、地域資源を新たな形で届けるアップサイクル事業（プレスリリースより）
同製品は、弥彦村産の茶豆特有のふくよかな香ばしさや甘み、クラフトジンの複雑な風味が特徴だ。製造は、アジア最大級の酒類品評会で特別賞を受賞した株式会社越後薬草（新潟県上越市）と共同で行った。
新潟県は枝豆の作付面積で全国1位を誇るが、サイズが不揃いな規格外品が約40パーセント発生し、多くが破棄されている。2025年9月から開発費用の一部を募ったクラウドファンディングでは、目標金額の129パーセントを達成した。
価格は定価4,500円（税込4,950円）、容量500ミリリットル。
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