新田清掃センター(新潟市西区)の報道陣向け見学会が開かれる

同清掃センターをベース電源とする地域新電力会社の設立

JFEエンジニアリング株式会社(東京都)は16日、新田清掃センター(新潟市西区)で報道陣向け見学会を開いた。

同清掃センターをベース電源とする地域新電力会社の設立が17日に正式発表される。それに先立ち見学会を行った。県内初となる、この地域新電力会社は、新潟市、JFEエンジニアリング、株式会社第四銀行の共同出資により設立される。

新田清掃センターは、新潟市内から運び込まれた1日約330トンのゴミを焼却する際の輻射熱で、ボイラーを沸かしタービンを回すことで発電している。年間1万世帯分に相当する電力を生み出し、その電力は施設内で活用するほか、およそ半分にあたる年間約5000世帯分の余剰電力は、新潟市の施設に供給されることになっている。ゴミを焼却する際に出る熱を再利用して発電するため、二酸化炭素の排出量削減や、電力料金を削減する効果が見込まれている。

また、見学会では国内で初めて完全自動運転を実現した施設の様子が披露された。ビックデータとこれまでのデータ分析から得られたシステムによって実現した自動運転では、AIが燃焼の状態を数値化し分析。これにより、燃焼の温度管理が的確に行われ、より安定した電力の供給が可能となり、発電量の増加も見込まれる。今後、この自動運転を継続して行い、安全性を確認した後、導入の拡大を図るという。

運ばれてきたゴミを撹はんして均一にする

発電のしくみ

AIが燃焼の状態を数値化し分析する

新田清掃センターの焼却施設