【社長交代】村尾技建、新社長に中村明彦氏 村尾治祐氏は会長に就任、設立50周年で「村尾技報2025」発行

株式会社村尾技建、中村明彦氏(右)が代表取締役社長に前社長の村尾治祐氏(左)が取締役会長に就任(画像提供:村尾技建)

株式会社村尾技建(新潟市中央区)は12月3日付で、中村明彦氏が代表取締役社長に就任したと発表した。前社長の村尾治祐氏は取締役会長に就任した。

同社は1975年の設立から50年を迎え、地質・土質・地下水に関わる技術を通じて地域の安全・安心に貢献。災害が多発する地形・地質特性を有する新潟県を中心に事業を展開し、「災害対応力No.1」を目指して総合コンサルタントとしての地位を築いた。能登半島地震・豪雨災害や佐渡島豪雨災害など多くの災害対応に関わり、被災地の早期復旧・復興にも貢献している。

村尾会長は「設立以来『大地の声を、聞く』という姿勢を大切にし、とりわけ近年は災害対応の現場において迅速さと確実性を重視した取り組みを積み重ねてきた」と振り返る。また、「こうした実践の積み重ねが当社の技術力と信頼の基盤である」と述べ、新体制のもとでも「地域に根ざした企業としての基本姿勢は変わらない」とコメントしている。

中村社長は「『変化への挑戦』をスローガンに、次なる50年に向けた成長・進化を加速させる」と抱負を語った。これまで培ってきた専門知識や技術を核としながら、空間情報技術やAIなどのデジタル技術を駆使して新たな価値を創造し、「調査から計画・設計・維持管理まで幅広く対応できる総合建設コンサルタントへと変革を遂げる」と方針を示した。

さらに中村氏は「企業の成長・進化を支えるのは人財。これまで以上に人財育成に力を入れ、社員が誇りをもって、多様性を尊重しながら、働きがいを実感できる環境を整える」と強調した。

同社は設立50周年の節目に「村尾技報2025」を発行し、これまでの歩みや事業活動を紹介。「大地の声を、聞く。」を実践しながら、人と大地が調和した社会づくりに貢献していくとしている。

村尾技報2025(画像提供:村尾技建)

 

【関連リンク】
村尾技建ホームページ「代表取締役社長交代のお知らせ」

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