新潟市などでスクラム除雪を実施、大雪時の道路交通確保のため自治体を支援

スクラム除雪 国交省北陸地方整備局のプレスリリースより
国土交通省北陸地方整備局道路部は12月25日、地方自治体と連携した道路交通確保の取り組みとして、「スクラム除雪」を新潟市、富山市、金沢市で実施すると発表した。
スクラム除雪は、大雪時に市道などの雪を隣接する直轄国道などに押し出し、一斉に運搬、排雪すること。
地方管理道路では大雪時、除雪能力を上回る降雪によって除排雪作業が追いつかず、車道幅員が十分に確保できずに交通に支障をきたす事態が発生している。こうした状況から国土交通省では、2024年度から北海道帯広市と青森県青森市、弘前市でスクラム除雪を開始した。
北陸地方整備局でも、新潟市、富山市、金沢市の3市との間で、スクラム除雪の連携方法の調整を実施していくという。また、その他の地域でも降雪状況や自治体からの要請などを踏まえて適切に支援を行っていくとしている。