【虐待認定】新潟市の市立保育施設で職員が園児の手や足を叩く 市が保護者に謝罪

新潟市役所(新潟市中央区)

新潟市こども未来部幼保支援課は12月25日、市立保育施設において職員が園児の手の甲や足を叩く虐待事案があったと発表した。市は国のガイドラインに基づき、これらを虐待と認定した。

市によると、11月20日に園児が他の園児を押し、止めに入った別の職員を叩いた際、それを見ていた当該職員が園児の手の甲を1回叩いた。また、同26日には職員と他の園児の間を走り抜けようとした園児のズボンをつかみ、ズボンの上から足のすねを叩いた。いずれも叩いた跡はつかなかった。園長が情報を把握し、11月27日に区役所へ報告したことで発覚した。

市は11月28日と12月11日に保護者へ説明と謝罪を行った。全職員への調査で他に虐待行為は確認されなかったが、当該職員は発覚以降、園児への対応から外している。

再発防止に向け、市は12月24日に全市立園を対象とした虐待防止研修を実施したほか、私立園に対してもガイドラインの再周知を図るとしている。

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