【新プロジェクト】会社の課題や困りごとに伴走し、ワクワクする空間をつくりあげるクリエイティブユニット「HAC」が始動|アドハウスパブリック(新潟市中央区)とCSコーポレイション(同)

株式会社アドハウスパブリックの関本大輔代表取締役社長と、株式会社CSコーポレイションの古川氏憲代表取締役が手を組み、共創プロジェクト「HAC」を始動。

店舗設計や内装デザインを手掛ける株式会社CSコーポレイションと、アウターブランディングやインナーブランディングを手がける株式会社アドハウスパブリックが連携し、新プロジェクト「HAC」を2026年1月に本格リリースした。

会社のカルチャー構築や組織の課題を解決したいという思いを、空間、ブランディング両方の面で叶えてくれる。

HAC概要説明資料より(提供:アドハウスパブリック)

対象となるのは、建物の老朽化に伴い、オフィスの新装や改修、増築を検討する企業・団体のほか、道の駅、商業・公共・医療・教育施設、廃校、公園など、人が集い交流する場まで、多岐にわたる。

それだけではない。2社の強みである「空間」×「ブランディングデザイン」を軸に、企業の抱えるもやもやを紐解きながら伴走し、解決を目指す。

HAC概要説明資料より(提供:アドハウスパブリック)

 

お互いの強みをかけあわせた挑戦

アドハウスパブリックの関本氏は「アドハウスパブリックとCSコーポレイションは、空間やブランディング以外の課題にも、つながりを生かして対応できると考えている」と話す。

「今、ものづくりは専門分野ごとに分業されています。でも起源をさかのぼると、人は暮らしや仕事に必要なものを自分たちでつくってきた。だからHACは、よろずやや百姓のように、悩みや問題を解決できることに幅広く取り組み、その場所や施設が“らしさ”を持って長く愛される形をつくっていきます」(関本氏)

ただ、HACはコンサルタントではない。企業や組織の悩みや、「やってみたいな」に伴走して実を形にするチームだ。

「よろずやのように『困りごと解決しますよ』という感じです。この、肩肘張らない感じが、逆にいいのかなと。カッコいい感じだと、悩みは相談しづらいじゃないですか。あまり構えずに、気軽に相談してもらえる存在でありたいですね」(古川氏)

両社は、東京にも支店を持ちながら、地元新潟で数多くの仕事を手がけてきた。当然、地元愛も強い。だからこそ、新潟で良い影響を与え合えるつながりを作っていきたいと考えている。

「会社も、周りの会社も、関わる人もより良く、強くしたいと思うんです。そう考えた時に、空間を売るだけだと限界を感じました。顧客は空間をつくることが目的ではなく、空間を通して願望や事業の成功を求めているのです。そこに寄り添い、その空間にできる工夫を詰め込みたい。でも空間だけの関わりだと、部分的にしか関われない。顧客の目的や願望を叶えるために、できることの幅をもっと広げたいと思っていたんです」(古川氏)

HACが目指すのは、その会社のアイデンティティを集約した施設。そこが魅力的だと、その会社のファンが増える。これこそがブランディングだと関本氏は語る。

「ブランディングにおいて、特に効果が出やすいのって、空間なんです。会社の研修で気持ちが変わっても、行動が変わらないと、文化はなかなか定着しない。でも、行動まで設計した空間で行動すると、その文化は定着します。だからCSコーポレイションの手がけるオフィスや施設のブランディングは、我々にとってもすごく重要な最後のアウトプットなんです」(関本氏)

HAC概要説明資料より(提供:アドハウスパブリック)

関本氏と古川氏は、両社の強みを掛け合わせることで、これまでにない価値を生み出せると感じている。

「昨今のAI時代は、特別じゃないと選ばれません。人にできるのはオリジナルの価値を生み出すことです。そのためには、空間だけではなく、サービスやあり方まで含めて考える必要があります。言葉にしなくても、その場にいるだけで魅力が伝わる。そんな状態になったとき、ブランドは本当の意味で価値あるものになり、長く効果を発揮します。HACには、そこまでを一貫して形にするノウハウがあります」(関本氏)

HACでは、企業の悩みや挑戦に伴走するほか、社内でもやもやを抱える経営者にもコミットしたいと考えている。

「実は、「HACができたのは、私がちょうどもやもやを抱えていた時にかかってきた1本の電話がきっかけだったんです」(古川氏)

 

社内のもやもやに外部から風向きを変える一手を

新潟市民の身近なさまざまなお店やオフィスの内装・建築設計・施工を多く手がけるCSコーポレイションは、2025年に50周年を迎えた。そんな中、2代目となる古川氏の頭の中に「会社のブランドを変えていかなきゃいけない」というもやもやがあった。

そんな折、もともと面識もあり、ストレングスファインダーを受講したこともある関本氏から電話がかかってきた。

「ベストなタイミングでした。そこから社内研修やチームビルディングなど、新しいことに踏み出せました。そうして、関本さんと話す中で『何か新しいことをやりませんか?』となり、社員たちの“やってみたい”という声もあり、ボトムアップして生まれたのがHACなんです」(古川氏)

新潟には老舗企業が多い。だからこそ事業継承や代替わり、時代に合わせたブランディングなど、さまざまな悩みも存在する。関本氏も古川氏も事業を継ぐ中で、悩みを相談する相手がいない経営者の孤独や辛さを、これまでにも感じることがあったという。

「8年ほど前、関本さんのストレングスファインダーを受講した頃、創業者である前社長との考え方や手法の違いに悩むこともありました。関本社長も私も創業者の凄さを感じる反面、後継者の難しさも実感していたんです。

会社を継ぎ、これからの社員と会社に目を向けないといけないタイミングでしたが、自分だけではなく、チームで達成しなくてはいけない。そこから目を背けたら一生後悔するし、親のせいにもしたくないと思い、悩んでいました。

そんな時に、私には関本さんという外部から、風向きを変えるきっかけがあった。それで一気に良い方向に動き出すことを実感できたんです。」(古川氏)

そんな経緯もあったことからHACでは、会社の中でもやもやを抱える人に、外部の力を借りて風通しを変えるツールとして使ってほしいとも考えている。

 

もやもやと正しく向き合い、目指すのは「活きる人が生きるまち」へ

HACが理想とするのは、会社の思いを社員が語れる、文化や歴史が育つ空間だ。

「せっかく私らのつくった空間の賞味期限が短くなってしまうのはもったいないと思っていました。『売れる店』が目的になると、売上が悪くなると『改装しよう』となってしまう。だから、その手前の企業の歴史や、個性、思想の部分をしっかりグリップして、噛めば噛むほど魅力的になる、長く、文化を育てて歴史を感じるような効果まで考えた空間を作らないといけないと考えるようになりました」(古川氏)

理想は、新潟に住み、働いている人みんなが自分のこととして、そのお店や商品への思い、好きな場所を語れるようになること。それが、HACが目指すコンセプトの「活きるひとが、生きるまち」に繋がる。

 

業界の垣根を超えて高め合い、新潟を元気に

プロジェクトが始動したのは、2025年の4月ごろ。新卒含む若手メンバーに見守り役の幹部がつき、連携プロジェクトチームを結成、中会議がスタートした。企画がまとまると、両社長にプレゼンを繰り返し、通った企画がHACだった。

「DXやITも使いながら課題に向き合う部分は、私よりも社員らがずっと前に行っています。そんな彼らの得意なところを活かしながら、実現するために私らが彼らの横で支え、後ろから背中を押す。そうすることでより良い成果につながるだろうと思っています」(古川氏)

常に、社員たちにポジティブに寄り添うのが2人のスタンスだが、実践・実行まで行う以上、厳しい指摘も行っている。そして今、両社が本気になって取り組むプロジェクト、HACが始動し始めた。

業界の垣根を超え、今まで以上の感動を提供できるプロジェクトを目指すHAC。このチームを広げ、地元新潟をよりワクワクする場所にしていきたい。

「HAC」公式サイト

(インタビュー・文・撮影 坂本実紀)

 

【会社概要】

株式会社アドハウスパブリック

新潟市中央区女池神明3-4-9
代表取締役 関本 大輔 氏
設立 1974年4月
事業内容 ブランディング、デザイン、広告企画、広報戦略など
ホームページ:https://adhpublic.com/

 

株式会社CSコーポレイション

新潟市中央区美の里17番8号
代表取締役 古川 憲 氏
設立1977年9月
事業内容:建築・内装の企画、設計、施工など
ホームページ:https://www.cs-corporation.co.jp/

 

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