【キシャメシ】「陳家DNA」キラリ!のレベル高い麻婆豆腐を江南区に発見・かめだ町中華つのだ

旧亀田町の商店街の一角にある「かめだ町中華つのだ」
新潟市江南区・旧亀田町の商店街に、超絶ウマい町中華があると耳にした。「町中華」とうたいながら、内容は「町〇〇」のレベルにあらずの評判。リピーター続出、昼時は順番待ち必至なのだという。それが「かめだ町中華つのだ」である。店のホームページを見ると、昔は洋食店だったのが当代である三代目店主になって本格中華の店になっているらしい。なんでも東京「四川飯店」で20年間修行されたのだとか。行くしかないでしょ。
亀田商店街の一角につのだはある。寒空のせいか外に行列はなかったが、店内の席はいっぱいで、少しの順番待ちだった。外観・内観ともにいかにも中華屋の「赤っぽい感じ」ではない。町中華というより町で長く愛される喫茶店のような雰囲気。シックな中に暖かみがある。

町中華の雑多な感じではなく、カフェのような店内

日替わりランチも美味そうだ
日替わりランチは2品目、「油淋鶏」と「チャーハン・ラーメンセット」各10食限定。ただ記者をとらえて離さない「陳麻婆豆腐セット」(税込1,200円)。日本に麻婆豆腐を広めた、あの陳健民のDNAが、この亀田商店街に息づくのだ。無類の麻婆好きである記者にとっては、是非に及ばず。

備え付けの花椒が
店内を見渡す。あらためて喫茶店やスナックの懐かしい雰囲気。客層は各年代まんべんなく。昼のメニューは比較的シンプルな構成で、いわゆる町中華のような「オムライスもあれば生姜焼きもある」のようなものではなく純粋に中華料理。
そうこうしているうちに着膳。ほっほー、ビジュいいじゃん。麻婆豆腐が赤黒い妖艶なつやを放つ。ご飯の盛りが良い。サラダに生ハムがオン。この質感で1,200円は好感度高いなあ。

陳麻婆豆腐セット(税込1,200円)。このクオリティがこの価格で食べられるのは嬉しい
さっそく麻婆にGO。あ、これはすごいや、美味い。前に四川飯店で食べた「陳麻婆」の面影ははっきり蘇る。豆板醤の辛みはあるが、それほど尖って前に出てこない。甜面醤と豆鼓が作り出す多層的な旨味。深い辛み。複雑な旨味だなあ。花椒(ほあじゃお)の刺激はあるが、これがむしろ清涼感につながっている。片栗粉がびろんびろんするような、その辺の町中華の麻婆豆腐とは、明らかに一線を画すレベル。ごはんが進みまくる。一緒についてきた卵スープやサラダも美味し。搾菜も良い。

多層的な旨味の麻婆豆腐。町中華のレベルではない

生ハムが載ったサラダが付いてきた!
外は今年一番の寒波だが、麻婆豆腐と一緒にいる記者は、食べ進むうちに額の当たりが汗ばんでくる。これこれ、これですよ。辛みはそんなに尖ってこないのに体が反応する。ふと傍らを見ると、醤油や酢と並んで備え付けの花椒がある。珍しいなと思いつつ手に取る。これを一振りして、さらに「味の向こう側」を求めたい気持ちもあるが、目の前の麻婆は実に完成度が高い味。どーしようかな….
やっちゃえオッサン!花椒を一振り二振りして一口。おお、なんかちょっとトリップしそうな刺激を想像したが、そんなことはない。さらに味が締まり美味い。あんなに盛りのよかった丼のご飯も風前の灯火だ。

花椒を一振り、二振り。また別の世界が…
いやー堪能した。マジで新潟で食べた麻婆豆腐の中でも最上位かもしれない。これがまだ1,200円で食べられるとはねえ。夜はコースのみの完全予約制か、アリだな。
帰るころには順番待ちの椅子まで満席に。それにしても新潟の人は、美味い店をよく知っている。
(編集部I)
【かめだ町中華つのだ】
新潟市江南区亀田本町3丁目1-22
営業時間 11:00~14:00 18:00~(ディナーはコースのみ完全予約制)
定休日 水曜
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