【親会社販売不振で】革靴のブランド・リーガルの生産子会社チヨダシューズ株式会社(加茂市)が操業停止、清算へ

操業停止・解散が決まったチヨダシューズ株式会社(加茂市)

革靴ブランド「REGAL」を展開するリーガルコーポレーション(千葉県浦安市)は2月9日、業績不振を受けてビジネスモデルの枠組みを見直し、抜本的な構造改革を実施すると発表した。同日、生産子会社であるチヨダシューズ株式会社(新潟県加茂市)について、解散を前提とした操業停止を取締役会で決議した。操業停止予定日は2026年2月28日としている。

リーガルが主力とするビジネスシューズの需要は、コロナ禍以降、減少傾向が続いていた。同社は国内3か所の生産拠点で「リーガル」ブランドのビジネスシューズを中心に中高価格帯の商品を生産してきたが、近年は生産能力が販売予想量を上回る状況となっていた。このため、生産拠点の再編や生産縮小が急務となっていた。

こうした状況を踏まえ、リーガルコーポレーションは事業の効率化と生産性向上を目的に、チヨダシューズの操業を停止する。あわせて国内生産子会社の集約・再編を進め、製造小売業型機能の維持・向上を図る。同社で生産していた製品については、他の国内生産拠点へ移管することで、品質や供給体制を維持しつつ、収益改善を進める方針だ。

また同社は、厳しい経営環境を踏まえ、希望退職者の募集を開始した。チヨダシューズの全従業員63人と合わせ、約113人が退職する見通しである。

チヨダシューズは1924年4月に設立されたリーガルコーポレーションの100%子会社で、「リーガル」「シェットランドフォックス」などの主力ブランドや、グッドイヤーウエルト式製法によるパターンオーダーシューズなど、高級紳士靴の製造を担ってきた。2017年には、加茂市の須田工業団地内に新工場を竣工している。

一方、国内の靴業界は市場全体が縮小傾向にあり、ファッションやワークスタイルの多様化により、特にビジネス用途の革靴需要は減少している。さらに、消費者物価の上昇による節約志向の継続も重なり、厳しい経営環境が続いている。

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