【記者ノート】グランプリを受賞 冷凍餃子製造・販売のNTフーズ 海洋高校相撲部レシピ開発による『ごっつぁん餃子』にも期待の声高まる!

主に午前中に集中して餃子製造を行う従業員達
自社ブランド『越後まるきよ餃子』のほかOEM受注によるオリジナル餃子の販路、受注先が拡大!
旧清里村(上越市清里区)で長年魚屋を営んでいた鳴海俊一さん(75)が旧村内の坊ヶ池湖畔でのラーメン店営業を経て、餃子製造を始めてから8年になる。清里区今曽根の製造工場の規模は決して大きくなく、むしろ小さいものの、販路と受注先を大きく広げ業績を伸ばしつつあり、この程日本フードアナリスト協会主催の「第95回ジャパン・フード・セレクション」の食品・飲料部門でグランプリを受賞した。
市内でバイク店も営む長男の茂樹社長(47)は「これまでの努力が実り、我が社の餃子の味が評価され大変嬉しい。地元はもとより全国からも愛される餃子を目指したい」とさらなる意欲を燃やす。
自社ブランド『越後まるきよ餃子』を含め同社の餃子は地元スーパーだけでなく、関東・関西など全国への卸をはじめ、特にOEM(他社ブランド製品製造の『受託製造』)では30社以上に拡大し、大きく業績を伸ばして来たのだ。東京都江東区の東京ビッグサイトや新潟市の朱鷺メッセでの商談会や展示会にも積極的に参加し、PRも欠かさない。現在は年間100万個以上製造販売するまでに至った。製造は午前中に集中して6~7人でこなしている。
海洋高校相撲部レシピ『ごっつぁん餃子』の評判も上々で人気高まる。今月中の本格販売も!

海洋高校相撲部レシピの『ごっつぁん餃子』
横綱大の里を輩出した海洋高校相撲部(糸魚川市能生)がレシピ開発した『ごっつぁん餃子』も今年に入ってテスト発売が開始されており、評判は上々だ。相撲部のレシピということで、験(げん)を担ぎ、四つ足の豚肉ではなく二足で歩く鶏肉で使い、塩ちゃんこ味に仕上げたという。
『ごっつぁん餃子』は相撲部の海洋高校生が約1年以上掛けてレシピ開発を行い、レシピ決定後も製造元のNTフーズと約1年掛け原材料を含め味などもやり取りしサンプル試作を繰り返しながら、ようやく商品化に漕ぎ着けた。海洋高校地元の株式会社能水商店が販売者となり、今年に入ってイオン亀田店でテスト販売を行った。
『とても美味しい』と人気も高く評判もいい。糸魚川を中心に『ごっつぁん餃子』のファンも楽しみにしていることから、能水商店では早ければ3月中の本格販売を予定している(発売日は決定していない)。本格販売になれば、能生マリンドリームの海洋高校アンテナショップやオンラインショップなどで大人気になることが期待される。
地元清里中学生はオリジナル餃子製造も体験!
さらに地元清里小・中学生にも製造工場を開放し、清里中2年生は昨年9月「上越市夢チャレンジ」テーマにした2日間の職場体験として自らのレシピによるオリジナル餃子もつくりあげた。また清里小5年の児童らも具も含め自ら考案したレシピを考え、完成した餃子を隣の板倉区のスーパーやイオンなどでの販売も体験した。
営業部長の鳴海伸吾さん(43)も「創業した父も地元清里区の子供達への思いも強く、地元の子供達が餃子製造に関わることで、ふるさとへの愛着を持って貰えれば、本当に嬉しい」と話している。

昨年9月には地元清里中学2年生が自らのレシピによる餃子製造を体験した
小ロットやレシピ開発、オリジナル餃子相談を!
OEMも含めた食品製造ということで、当然ながら冷凍設備や保管庫整備など清潔な衛生管理に万全を期す一方、肉や野菜などの原材料のフードロス対策を心がける。
鳴海伸吾さんは「美味しさの秘密は明かせないが、皮の製造から餡(あん)の調合においては、練り混ぜる時間や順番、温度の具合や水の入れ方・分量など、製造方法を工夫している」と話してくれた。県内外多くのところから受注を受けており、それなりにフル回転しているが、それでも同社では『地域の特産品を入れたい!』とか、『食材にこだわたい!』、『街のイメージにあった餃子を作りたい!』などの様々な要望に応えるべくオリジナル餃子製造の相談にものっており、これからも小ロット製造や『ごっつぁん餃子』のようなご当地レシピ開発などにも力を入れることにしている。
なお、富山からの依頼を受けて、現在イノシシのジビエの試作品開発も進めているとのことである。
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