【記者ノート】PCGによる「妙高杉ノ原マウンテンリゾート開発」、城戸市長「ホテルオープンによって新たな課題も生じることも予想される。多文化共生や外国人対応などソフト面にも取り組みたい」

「妙高杉ノ原マウンテンリゾート開発」に関する3月市議会一般質問に答える城戸陽二妙高市長

高級ホテル『シックスセンシズ妙高』来月着工予定、ホテル棟ほか総投資額約700億円!

外資系不動産投資ファンドのペイシャンス・キャピタル・グループ(PCG)が妙高エリアで進める「妙高杉ノ原マウンテンリゾート開発」のプロジェクトチームの役割や戦略ロードマップについて、3月17日の妙高市議会一般質問で城戸陽二市長は「市のプロジェクトチームは大規模リゾート開発構想が報道され、地域住民や観光関連事業者の中に期待と不安が混在していることから、ともに共存共栄出来るリゾート開発にしていく必要があり、2024年度に設置し、今年度も引き続き調査研究に取組んで来ている。乱開発などが懸念されることもあり、これまで開発規制の強化を優先的に進め、開発許可の基準に関する条例や開発行為等の手続きに関する条例などを新たに制定して来た」と答えた。

PCGでは妙高杉ノ原スキー場敷地に英IHGホテルズ&リゾーツが運営する高級ホテル「シックスセンシズ妙高」(地上7階建て客室57室・上層階のレジデンス21戸・レストランやブディク、スパ等)を建設する計画を発表しており、建築家の隈研吾氏らが設計し、2028年12月オープン予定であり、計画では今年4月着工となっている。

なお、開発1期ではホテル棟に加え商業施設、別棟ホテルスキーセンターなどの整備も予定、総投資額約700億円にのぼる。

 

これまでのハード面から、2026年度は多文化共生や外国人対応などソフト面を中心に取り組む!

同ホテルが建設される予定の現・杉ノ原スキー場の駐車場

これまで大規模ゾート開発に伴うハード面の課題が多かったが、10年度にホテルがオープン(2年半後の2028年12月末)することになることから、城戸市長は「ホテルのオープンに合わせて状況の変化や新たな課題が生じることが想定されるため、継続的な対応が必要だ。これまでのロードマップについての協議は主に開発規制やリゾート開発と連動した基幹整備などハード面が中心だったが、2026年度は特に多文化共生など社会的な調和や相談体制の強化、子育て、教育における外国人対応などソフト面を中心に協議し、その実行に当たって行政だけでなく、自治会や民間事業者、各種団体との連携は不可欠なので、早い段階から意見交換し、その対策と役割分担を明確にし、段階的に実行していきたい」などと述べた。

 

リゾート開発は通年観光の核に位置付け、地域経済の発展や雇用創出に大きく貢献と期待!

なお、妙高市ではこの大規模リゾート開発を妙高高原地域の通年観光の核と位置付けるとともに、地域経済の発展や雇用創出に大きく貢献すると期待しており、新年度予算でも大型リゾート開発関連の促進策を盛り込むとともに、観光誘客推進や生活交通確保対策、外国人居住者の増加・共生への課題対策も推進することにしている。

これまでPCGでは、「シックスセンシズ妙高」はじめ、冬季のスキーや春から秋にかけての森林セラピー、E‐bikeツアーなども含めて同妙高地域で展開する一大プロジェクトを計画する。さらにPCGによる大規模開発は妙高原地域のみならず、長野県野尻湖、斑尾高原などの約300ヘクタールにも及ぶもので、全体投資額は約2000億円規模にもなるという計画だ。

併せて城戸市長はこの日の答弁で、「地域の資源を活かして、それを上手に誘客に結び付けるべく先進地で参考にあるものがあれば大いに取り入れていきたい。妙高地域もグリーンシーズンの観光が課題なので、こちらも大いに先進地事例を参考にしたい」とも語った。

 

竜哲樹

昭和25年新潟県上越市吉川区生まれ、新潟県立高田高等学校卒業。昭和48年3月富山大学文理学部卒業(教員免許取得)。元産経新聞社記者、元上越市議会議員。

 

【直近の記者ノート】

【記者ノート】県立海洋高校と近畿大学が“高大連携”で取組んで来たノドグロ種苗生産、同大が育てた稚魚1,500尾を日本海に放流!

【記者ノート】グランプリを受賞 冷凍餃子製造・販売のNTフーズ 海洋高校相撲部レシピ開発による『ごっつぁん餃子』にも期待の声高まる!

【記者ノート】ワインづくり視野にブドウづくり12年、目標は“自前のワイナリー”を! 坂口げんき農場、ワインづくり始めて5年にして初の樽熟成ワイン新発売

こんな記事も