【キシャメシ】並ぶの覚悟で行ってみた 新潟初上陸・蒙古タンメン中本はやっぱりすごかった
3月5日にオープンしたばかりの「蒙古タンメン中本 女池」。辛うまラーメンで知られる人気店が、ついに新潟に上陸した。
オープン直後から大行列――そんな噂は聞いていたものの、「どうせ混んでいるだろう」と少し距離を置いていたのも事実だ。だがこの日は取材終わり。夜の営業に合わせて立ち寄れるタイミングだった。

夜の営業は17時30分から。到着したのはその1時間前、16時30分だった。さすがに早すぎるかと思いきや、まだ誰も並んではおらず、そのまま先頭へ。これで確実に食べられると、ひとまず安心した。
しかし、その後の展開は早かった。並んでいる間にも駐車場には次々と車が入ってくる。16時45分頃には満車状態となり、店の前には行列が形成されていた。オープンからまだ2週間足らずとは思えない勢いで、その人気ぶりを改めて実感する。

定刻を迎え、店内へ。まずはタッチパネル式の食券機で注文するスタイルだ。看板メニューの「蒙古タンメン」をはじめ、より辛さを強めた「北極ラーメン」や、味噌ベースの「味噌タンメン」、つけ麺タイプの「冷し味噌ラーメン」など、辛さと味のバリエーションが幅広いのが特徴。辛さのレベルも細かく設定されており、自分に合った一杯を選べる。
今回は迷わず王道の「蒙古タンメン」(5辛)を選択した。

席についてしばらくすると、厨房からは中華鍋を振るう音。注文が入るたび、野菜を強火で一気に炒めている様子が見える。そのまま鍋の中でスープと合わせていく工程も印象的だ。このひと手間によって、炒めた野菜の甘みとうま味がスープに溶け出す。いわば“野菜の旨味を引き出す設計”の一杯。調理の段階から、おいしさの理由が伝わってくる。
一方で、この工程がすべてのメニューに当てはまるわけではない。例えば、最上位クラスの辛さを誇る「北極ラーメン」は、辛さをダイレクトに味わうための一杯で、具材はもやしと肉のみというシンプルな構成。あえて余計な要素を削ぎ落とし、辛味そのものを際立たせているという。
野菜の甘みとコクを楽しませるメニューと、辛さを突き詰めたメニュー。同じ「中本」でも、設計思想がはっきり分かれている点も、この店の面白さといえそうだ。

さあ、待ちに待った「蒙古タンメン」(5辛)が降臨。運ばれてきた一杯は、鮮やかな赤が食欲を刺激する。
まずはスープをひと口。「…おおお、うまい!!」と思わず心の中でつぶやいた。
ベースは味噌。そこに炒め野菜の甘みとコクがしっかり乗り、その上から唐辛子の辛さがじわじわと追いかけてくる。辛いだけではなく、旨みの層が厚い。

麺は中太のストレート。しっかりコシがあり、濃厚なスープをしっかりと持ち上げる。すすった瞬間にスープと一体になって口の中に広がる感覚が心地よい。
さらに特徴的なのが、上にのった麻婆豆腐。これが単なるトッピングではなく、スープに混ざることで味に変化を生む。辛さにコクが加わり、より深みのある味わいへと変わっていく。
気になる辛さだが、「5辛」と聞くと身構える人も多いはず。キシャの感想としては、しっかり辛い印象はあった。ただ、いわゆる“激辛チャレンジ系”とは違い、旨みとバランスが取れているため食べ進められる辛さだ。
目安としては、蒙古タンメン中本のカップラーメンや辛ラーメンを問題なく食べられる人であれば、この「蒙古タンメン(5辛)」も十分楽しめるレベル。これらが余裕な人は、5辛以上がいいかもしれない。

なお、この日は辛いものが苦手な後輩キシャも同行し、「冷やし醤油タンメン」(940円)を注文した。こちらは辛味のない一杯で、たっぷり野菜が入った温かい醤油ベースのスープと麺が別々に登場するつけ麺スタイルだ。
正直、「人気店だから」という先入観もあったが、それをいい意味で裏切られた。これは並ぶ。並んでも食べたくなる。そう思わせる一杯だった。
新潟でこの味が食べられるようになったのは、やはり大きい。しばらくは行列が続きそうだが、それでも一度は並ぶ価値あり! そんな納得の辛うまラーメンだった。
【蒙古タンメン中本 女池】
新潟市中央区女池神明 2-9-6
電話 025-288-1233
営業時間 11:00~14:30、17:30~21:00
定休日 水曜日
席数 カウンター席12、4名テーブル1、6名テーブル席1
【Google マップ 蒙古タンメン中本 女池】