【キシャメシ】亀田民の心の銘菓、愛されて45年「パフケーキ」(ケーキハウス ヨシダ)をご存じか

「ヨシダのパフケーキを知ってますか?」
新潟市江南区亀田に長く住む生粋の亀田民の同僚がこんな質問を投げかける。酒も甘いものもこよなく愛する記者にして、初めて耳にする名称だった「ヨシダのパフケーキ」。なんでも亀田民にとって、子供のころから慣れ親しんだ「ソウルスイーツ」がこれなのだそう。これを捨て置いてはキシャメシがすたる。ということで本日は、亀田商店街の一角にある「ケーキハウス ヨシダ」(新潟市江南区亀田本町)を訪ねた。

ケーキ店はいつの時代も商店街の華である

店内にはジャズの名盤がディスプレイされている
じんわり。昭和脳全開の記者にとって「街のケーキ屋さん」は常に憧れの対象。家に来た客人の手に、なじみのケーキ屋の箱を見つけたりした時には大騒ぎである。宮脇康之主演の人気ドラマ「ケンちゃんシリーズ」でも「ケーキ屋ケンちゃん」が一番人気だった(調べてはいない)。

全体的に良心的な価格で並ぶケーキたち

あった!パフケーキ
店内は明るい。ケーキ屋はこうでなくっちゃ。ショーケースに目をやると「良い顔」をしたケーキたちが行儀よく並び、がぜんテンションが上がる。並んでいるケーキは300円台~400円台がほぼほぼ。ケーキ業界の、ここ最近の値上げはすさまじい。原料高騰のあおりで仕方ないが、こちらはかなり良心的な価格帯だと断言できる。
そのショーケースの一番端っこに「パフケーキ」(税別150円)が陳列されていた。ほっほー、こういう感じか。包装にも「愛されて40年」(実際は45年以上)と書かれている。今回はパフケーキ×3と、ショーケースの中でちょっと目を引いた「バナナオムレット」(税別350円)を調達した。ケーキの箱を手にして帰宅する際のワクワクは、50を過ぎたオッサンになっても変わらない。

これが45年以上地元で愛されるケーキハウス ヨシダのパフケーキ(税別150円)
家に持ち帰りさっそくオープン。ほーう、外側はシフォン生地か、これ。包装を開いて手に持った段階で、その「ふわふわ」が伝わる。手で割ってみるとトロトロのカスタードクリーム。シフォン生地にカスタードと言えば、東北地方の例の銘菓が想起される、ハギノリザードマンみたいな名前の。向こうは工場生産だから、手作りのパフケーキと比べるべくもない。大きく違うのは、パフケーキは底面(もしかしたら上面なのかもしれない)にこんがりした焼き色が付いていること。これぞ「クラフト」の風合い。

ふわふわの生地ながら、うっすら焼き色がついているのが良い

とろとろの特性カスタードが懐かしくも優しい味わい
さっそく一口。ああ、これは長く愛されるわ、わかる。果てしなく優しい味。美味しい!
ふわふわとしっとりのバランスが絶妙。カスタードの味わいに、少しのノスタルジーを感じる。まだ昭和の少年たちの憧れだった頃のシュークリーム、病気にでもならなきゃ親に買ってもらえなかった、あの。そういう懐かしさが残る。でも、ひたすら軽い。たぶん10個食べても胸焼けしないんじゃないかな。生地のふわふわ度は、これ、観測史上最高じゃないかな(当社比)。こんなにふわふわなのだから、カロリーゼロだろう、きっと。

バナナオムレット(税別350円)。この、生クリーム部分とスポンジがシームレスに仕上がった美しいフォルムは、しばらく黙って見ていられる
さて、返す刀でバナナオムレットを。はっはー、こいつは美味いや。たっぷりの質の良い生クリームが背徳感満点だが、記者のハートをつかんではなさない。そして使われているバナナがまた、美味い。結局バナナオムレットのキモってここなのよ、バナナの美味さ。リピート確定だな。スポンジとのバランスも良い。
それにしても亀田銘菓パフケーキ、1個150円。これを150円で出せるケーキ屋の努力たるや、見上げたものである。今後はパフケーキ、なにかとヘビロテにしたいと思う。
(編集部I)
【ケーキハウス ヨシダ】
新潟市江南区亀田本町4丁目2−32
営業時間 9:00~19:00
定休日 火曜日
<グーグルマップより>