アークランズ(三条市)とNECがタッグでDX推進、共通会員プログラムによる新たな顧客体験を共創へ

アークランズ株式会社

アークランズ株式会社(新潟県三条市)と日本電気株式会社(東京都港区、以下 NEC)は4月14日、店舗とオンラインショップで会員IDと特典を共通化する会員プログラム『ACPO(アクポ)』を中核とした新たな顧客体験の創出に取り組むことを発表した。これにより、店舗とオンラインショップの垣根を越えたシームレスな購買体験の提供によるオムニチャネル化と、個々の消費者に寄り添ったパーソナライズサービスの実現が狙いだ。

近年、オンラインでの購買が一般化し、消費者は価格だけでなく、個々のニーズに合った体験や専門性も重視するようになった。加えて、ドラッグストアや専門店など他業態がホームセンター市場に参入し、業界の枠を超えた競争が激化していることもあり、商品の品ぞろえや価格競争のみならず、より高度な顧客体験や付加価値が求められている。

2022年に子会社の株式会社ビバホームを合併して経営統合を果たしたアークランズは、その後に業務基盤の統一が十分に進まず、全社的な戦略の実行が難しい状態だった。加えて、顧客IDや購買データがシステムごとに分散しているため、一元的な管理や優良顧客へのサービス提供に課題も抱えていた。

こうした環境変化や課題を受けて、アークランズとNECは「お客さまから選ばれるホームセンター」の実現を目指し、共通会員プログラム『ACPO』を中心とした新たな顧客体験の創出に取り組む。具体的には、NECが小売業界で培った豊富な実績と専門性を活かし、ターゲットの具体化や新会員サービスの設計、新サービスリリースに向けたプランニングなどの顧客戦略を策定したうえで、高い安定性とセキュリティを備え、API連携による柔軟なサービス拡張が可能な統合顧客管理・ポイント管理基盤を導入。顧客基盤を維持・拡大していく。これにより、ポイントおよび会員限定特典をチャネル横断で利用可能とするシームレスな購買体験を提供していく。

NECは、顧客データ起点のビジネスを共創するパートナーとして、戦略策定からシステム構築、運用まで一貫してアークランズに伴走し、将来のビジネスを見据えた顧客体験の変革に貢献していく。

これに先立ち、2026年3月から一部のエリア・店舗にて本基盤を先行導入し、運用を開始。その結果、順調に稼働していることを確認できたため、今回全店舗への導入・展開を実施すると発表した。

アークランズは、ACPOの導入を「顧客体験改革の起点」と位置づけ、店舗とオンラインショップをつなぐ利便性の高い購買体験の実現に加え、消費者とのコミュニケーションの再構築を目指す。これまで主な情報接点であったチラシやダイレクトメールに加え、今後はアプリを活用した消費者個々にアジャストした、タイムリーで分かりやすい情報発信を行う。

将来的には、ACPOをアークランズグループ全体で利用可能な共通プログラムへと発展させる方針だ。

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