アークランズ(三条市)とジョイフル本田(茨城県土浦市)が共同持株会社設立により完全経営統合の基本合意

アークランズ株式会社

「専門店集合型ホームセンター構想」で業界1位目指す

アークランズ株式会社(新潟県三条市)と株式会社ジョイフル本田は2026年4月14日、共同株式移転の方法により共同持株会社を設立、対等の精神の下、経営統合を行うことに合意に達し、各社取締役会において基本合意書を締結することが決議された。

本経営統合の背景には、近年顕著な消費者の購買構造の変化と多様化への対応がある。

小売業界の環境が大きく変化する中、より便利で快適な購買体験の実現や、企業と店舗の持続的な発展を目指し、本経営統合へと至ったという。経営統合により、店舗網が拡大するだけでなく、両社がこれまで培ってきた大型店舗運営能力、専門店運営のノウハウ、商品開発力などの強みを融合させ、専門性の高い売場やサービスの充実を図る。また、リアルとデジタルを連携させることで、より便利に買い物ができる環境づくりを進める。

ジョイフル本田は関東圏を中心に、プロ向け資材のほか、ガーデン・ファーム、リフォーム、インテリア・リビング、ペット・レジャーなど幅広い分野を取り扱い、豊富な品ぞろえと専門性の高いサービスを強みに展開してきた。一方、アークランズは、ホームセンターを中核に、リフォーム、ペット、アート&クラフトなどの小売事業に加え、外食、卸売、不動産など住まいと暮らしに関連する幅広い事業を全国で展開している。店舗展開地域や取扱商品、専門領域などの面でも相互補完関係にある。

本経営統合により、店舗網が拡大するだけでなく、両社がこれまで培ってきた大型店舗運営能力、専門店運営のノウハウ、商品開発力などの強みを融合させ、専門性の高い売場やサービスの充実を図る方針だ。

今後は、商品展開及び調達機能の連携や顧客基盤・マーケティング機能の連携、店舗開発・運営ノウハウの共有、事業基盤機能の最適化などを通してシナジーが期待される。

さらに、「専門店集合型ホームセンター構想」を掲げ、両社の構想に賛同するホームセンター各社との連携を広げていく方針を示している。この経営統合を到達点とせず、今後も専門性の高い店舗やサービスを持つ地域一番店などの拡大によって「日本一のホームセンター」を目指すという。

なお、両社は共同株式移転の方法により本共同持株会社を設立し、持株会社体制へ移行する。この結果、両社は持株会社の完全子会社となり、それぞれ上場廃止となる。両社の株主に新たに交付される本共同持株会社の株式については、株式会社東京証券取引所にテクニカル上場が申請され、東京証券取引所プライム市場に上場する予定だ。

移転後の主導権は?

直近の売上高の規模を比較すると、アークランズがジョイフル本田の倍以上を有し、利益面でも上回っているが、経営統合後の主導権の行方が注目される。

新しく誕生する共同持株会社の役員構成は、代表取締役会長に本田理氏(現ジョイフル本田取締役顧問)、代表取締役社長に 平山育夫氏(現ジョイフル本田代表取締役社長)、代表取締役副社長に坂本晴彦氏(現アークランズ代表取締役会長)、取締役に伊野公敏氏(現アークランズ取締役管理本部長)と発表されている。

また株式移転比率については、アークランズの普通株式1株に対して本共同持株会社の普通株式1株を割当て交付し、ジョイフル本田の普通株式1株に対して本共同持株会社の普通株式 1.15 株を割当て交付する予定。

今後は6月から7月にかけて両社それぞれで株主総会が開かれ、その間に株式移転計画承認取締役会も開かれる。2月下旬に両社が上場廃止となり、3月1日付で共同持株会社の株式が東証プライムに上場する予定だ。共同持株会社の経営方針、計画及び業績見通し等については、今後両社で検討し、確定し次第公表するという。

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