【記者ノート】謙信公生誕500年祭(2030年)見据え、「竹灯籠」による日常型観光で上越を盛上げる「竹灯籠 煌めく雁木の街プロジェクト」

「竹灯籠 煌めく雁木の街プロジェクト」への熱い思いを語る野村愼也実行委員長
「竹灯籠の煌めき」で雁木を照らし、通年に渡るコンテンツに
新潟県上越市で開催の「竹灯籠 煌めく雁木の街プロジェクト」の実行委員長を務める野村愼也さん(60歳)は、4年前新潟県民会館でのハープコンサート開催の際に、たまたまステージ装飾として「竹灯籠」を使用したことが、大きな感動を巻き起こし、大変な人気を博した。それならば自身が育った上越市の高田に広がる文化財「雁木」を「竹灯籠」の柔らかな煌めきで照らせば、“今までにないより大きな感動”が生まれるのではないかと思い、同プロジェクトを立ち上げることに繋がった。
更に一過性のイベントではなく、通年また長期に渡る展開で、竹灯籠の煌めきを県を代表するコンテンツに磨き上げ、惹いては「日常観光イベント」の主軸にし、県全域の観光誘致にも繋げていきたいと願い、竹灯籠と取組み始めたのだ。
「竹灯籠作家」の稲葉稔さん囲み竹灯籠作り体験会、インパクトドライバー使い方で悪戦苦闘も!
このプロジェクトが出来るのは何よりも、「竹灯籠作家」の稲葉稔さんとの出会いだ。
稲葉さんを囲んでの竹灯籠作り体験会も3月から始め、6月まで月1日程度実施。参加者らはインパクトドライバーの使い方で悪戦苦闘しているとのことだ。といっても、稲葉さんも会社勤めしながら、竹灯籠が大好きで竹灯籠づくりに打ち込んで来た。これまで様々なイベントに参加し、竹灯籠を披露し、竹灯籠の美しさを市内外にPRしてきた。

展示される点灯されたビッグな「竹灯籠」の美しさ
大学在学中のイベント企画会社立上げに始まり、これまでアーティストコンサート年間1000本!
さて、ここで野村実行委員長を紹介したい。野村さんは出生地は鎌倉市だが、高校まで上越市の高田で育ち、大学在学中にイベント企画会社を立上げ、これまで年間約1000本以上のコンサートを開催・運営を行ってきた。GLAYやミスチル、渡辺美里、ユニコーン、PUFFY、浜田省吾、高橋真梨子など一流アーティストを含む300組を担当してきた。
その後も秋葉原イベント会場の運営管理に関わり、秋葉原観光推進協会のイベント担当役員、東日本大震災復興応援イベントや東京オリンピック招致イベント、更にテレ東のアニメ放映開始イベント、全国クラフトビール試飲イベントなど数多くのイベント運営にも関わりながら活躍して来た。
そんな野村さんだが、先天性の心室中隔欠損症を抱え、慢性心不全を含め様々な基礎疾患を患い、更に心疾患からくるパニック障害も抱え、障がい等級2級を持つ。なお、野村さんは現在NHK朝の連続テレビ小説「風、薫る」のモデル大関 和(ちか)が看護婦長を務めた上越市の知命堂病院の前病院長(理事長)の野村穣一氏の身内でもある。野村さんが高校生の時に障がい者施設「かなやの里」でボランティアをしたことや、障がい者と一緒に組立工場やスキー場で働いたこともあり、今回のプロジェクトでも主に、小中学生や・障がい者・高齢者にも製作して貰い、三世代交流を目指す。
特に障がい者などが就労支援施設(A型orB型)に行かなくとも、竹灯籠は一人で自宅で自由な時間に製作出来るメリットもある。更に竹林には春の味覚としての「おいしい筍」も育ち、野放し竹林の竹害の緩和にも貢献したいとの願いも込める。
「竹灯籠 煌めく雁木の街プロジェクト」のキックオフは6月26日10時~20時オーレンプラザで!

「竹灯籠 煌めく雁木の街プロジェクト」のキックオフイベント(6月26日)ポスター
本題の「竹灯籠 煌めく雁木の街プロジェクト」に戻る。本番は6月26日10時から20時まで、上越市市民交流施設高田城址公園オーレンプラザで開催される。
同プロジェクトのキックオフイベントと位置付け、内容は①ハープとソプラノのユニット「セイル・ラ・メール」、及びシンガー・ソングライター佐藤ひらりさんのピアノ演奏(14時と18時30分)、②約40団体150本の竹灯籠製作成果発表展示会③しそシロップづくり体験会④上越茶道会チャリティ茶会⑤レトロ着物と甲冑展示会などからなる。来年6月には上越3市や新潟、長岡など7会場にて計画する。
野村委員長は「企業の皆さんからも、諸団体からも支援や応援を戴き、製作参加者も含め竹灯籠づくりの輪が大きく広がっているのが何よりも嬉しい」と話す。
そして「再来年以降も更に会場を増やしながら、謙信公生誕500年祭の2030年を取り敢えずの目標にして、竹灯籠づくりを盛上げていきたい。上越市内のどこでも竹灯籠が煌めいているような雰囲気をつくり、まさに竹灯籠が日常型観光の核になり、全国から通年に渡って観光客が『竹灯籠』を見に来て貰える。そんな全国有数な観光地になっていくことを夢見ながら、頑張りたい」と強く訴える野村さんだ。

「竹灯籠 煌めく雁木の街プロジェクト」のキックオフイベント(6月26日)ポスター
竜哲樹(にいがた経済新聞ライター)