【キシャメシ】“おまけ”の唐揚げが主役級 美食軒のエビチリ定食が強すぎた!(新潟県長岡市)

午前中の仕事を終え、時計を見るとまだ昼前。

「さて、今日は何を食べるか……」。そんなことを考えているうちに、ふと思い出した。「今日は県立歴史博物館の無料開放日だったな」

となれば、その前に腹ごしらえである。

車を走らせて向かったのは、国道8号線沿いに店を構える「台湾料理 美食軒」。ボリューム満点の定食で知られる店だ。

席に着き、メニューを開く。日替わりランチも魅力的だが、今日はガッツリいきたい気分。定食欄を眺めていると、「エビチリ定食」の文字が飛び込んできた。ラーメン付き。さらに唐揚げも付くという。よし、今日はこれだ。

しばらくして料理が運ばれてくると、テーブルの上が一気ににぎやかになる。

まず目に飛び込んでくるのは、大きな丼に入った醤油ラーメンだ。澄んだスープは琥珀色に輝き、表面にはうっすらと油が浮かぶ。レンゲでひと口すすると、鶏ガラベースと思われる優しい旨味が広がり、後から醤油の香ばしさが追いかけてくる。細めの縮れ麺はつるりとのど越しが良く、スープをしっかり持ち上げる。山盛りのもやしはシャキシャキで、メンマのコリッとした歯触りもアクセント。町中華らしい、飾らないうまさが詰まった一杯である。

そして主役のエビチリ。大ぶりのエビがごろごろと並び、鮮やかな赤いソースをまとって艶やかに光る。ひと口頬張ると、衣のふんわり感の後にエビのプリッとした弾力がやってくる。チリソースは見た目ほど辛くなく、トマトの酸味と甘みが前面に出た親しみやすい味。そこにピリッとした辛味が後から追いかけ、ご飯を誘う。白米をかき込み、またエビチリを頬張る。その繰り返しが止まらない。

さらに今回、完全にキシャの予想を超えてきたのが“脇役”の唐揚げだ。

皿にちょこんと乗っているだけかと思いきや、実際は拳ほどのサイズ。衣は濃いきつね色で、表面はゴツゴツとした力強い見た目だ。かじると「ザクッ」と豪快な音が響き、その直後に熱々の肉汁がじゅわっと広がる。下味もしっかり付いており、ニンニクと醤油の香りが食欲を刺激する。これはもう“付け合わせ”のレベルではない。単品で主役を張れる実力派である。

さらにサラダ、漬物、杏仁豆腐まで付いてくるのだから恐れ入る。特に食後の杏仁豆腐は、濃厚な定食の後にちょうどいい甘さとさっぱり感。最後まで抜かりがない。

小食の人なら途中でギブアップしてしまいそうなボリュームだが、ガッツリ派にはたまらない。ラーメンをすすり、エビチリでご飯を流し込み、唐揚げを頬張る。気付けば器はきれいに空になっていた。

しかも、これだけ食べて価格は実にリーズナブル。満腹感と満足感、どちらもしっかり持ち帰れる定食であった。

さて、腹も満たされたところで、県立歴史博物館へ向かうとしよう。

【台湾料理 美食軒】

住所:新潟県長岡市関原南3-4882-1

(編集部 Y)

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