【現金1,210万円の被害】新潟市西区で特殊詐欺、「金融庁の職員が取りに行く」

新潟西警察署
新潟西警察署は7月31日までに、新潟市西区に住む70歳代男性が特殊詐欺の被害に遭い、現金計1,210万円をだまし取られたと発表した。警察が被害届を受理し、特殊詐欺事件として捜査を進めている。
警察によると、男性の自宅固定電話に6月下旬ころ、関西国際空港物流センターの職員を名乗る者から「差出人が男性の荷物を置き忘れている。中にキャッシュカードやパスポートが複数入っている」などと電話があった。その後、大阪府警察本部の警察官を名乗る者から「逮捕した男の自宅から男性名義の銀行口座が見つかった」「金融庁が捜査をして、関係がないと分かれば逮捕しない」などと言われ、SNSのビデオ通話に誘導されて警察手帳を見せられたという。
さらに、「口座預金を毎日払い出して自宅に保管しなければならない」と指示された後、警察官を名乗る男から「金融庁の職員がお金を取りに行くので、玄関先に置いてほしい」と言われた。男性は7月21日、現金1,210万円を手提げ靴の中に入れて玄関先に置いたところ、いつの間にか現金が入った手提げ靴がなくなっていたという。
警察は「警察が身の潔白を証明するために口座から現金を引き出させたり、金銭の受け渡しを指示したりすることはない」と注意を呼びかけるとともに、警察官を名乗る者から電話やメッセージアプリで捜査や金銭の話が出た場合は詐欺を疑い、最寄りの警察署に相談するよう呼びかけている。