【記者ノート】上越・新井・糸魚川の3地域共通の地域ブランドコンセプトの第二弾、新たな“食の名物”創出目指した『3色お結び』が誕生

上越・新井・糸魚川の3地域共通の地域ブランドコンセプト目指し、第二弾の『3色お結び』が誕生
イメージキャラクター「美毘(びび)ちゃん」(2024)に続き、第二弾の『3色お結びプロジェクト』を
上越・糸魚川・新井の3商工会議所では、3地域共通の地域ブランドコンセプト「美と毘で酔わす神えちご」のもと、広域連携による魅力発信に取り組んでおり、このたび、新たな地域の“食の名物”創出を目指し、第二弾として『3色お結び(さんしょくおむすび)』プロジェクトをスタートさせることとなった。さかのぼる2024年には3地域共通の地域ブランドコンセプトの第一弾として、日本アニメ・マンガ専門学校の協力によりイメージキャラクター「美毘(びび)ちゃん」を制作し、地域の認知度向上に向けたPR活動を展開してきていた。
食材等で結ぶ「3色お結び」は、3地域で店舗展開する「一作」を基幹店舗にしてスタート
今回の「3色お結び」は、上越・糸魚川・新井の3地域の風土や文化、食材を“結ぶ”ことをコンセプトに取り組むものであり、地域内外へ広く発信することで、インバウンド含めた交流人口の拡大や地域ブランドの向上に繋げることを目的としている。今回の事業のスタートにあたっては、3地域で店舗展開するグローバルフーズ株式会社(新潟県糸魚川市)のファミリーレストラン「一作」(いっさく)を基幹店舗として位置付け、「一作」が『3色お結び』を考案し8月4日、上越市下門前のいっさく上越インター店でお披露目会を行った。上越・新井・糸魚川の3商工会議所の関係者はじめ、上越や糸魚川振興局長らのほか、3市役所行政関係者ら合わせて20数人が出席し、試食会と言う形で進められた。『3色お結び』の開発を担当した「一作」の店長らがお結びの紹介を行った。一作の福田頼母社長が「今回のプロジェクトに当たり、当社を選んで戴き感謝に堪えない。人と人を結び、地域と地域を結び、『3色お結び』を通して、3地域の魅力を発信出来るよう頑張りたい」と挨拶した。
3地域の恵み詰め込んだご当地3色お結び
この『3色お結び』は、3地域それぞれの特徴を生かしたお結びで、糸魚川市のお結びは地元産の地魚に生しょうゆ糀ぬったもので、枝豆で「ヒスイ」を表現した「海の幸」をイメージした一品で、上越市のお結びは桜と蓮の彩りからなり、鮭といくらで上越の春色を表現し桜の塩漬けと花れんこんを添え、観桜会や観蓮会をイメージした。また、妙高市は牛焼肉に特産品「生かんずり」でほど良い辛みが合い、マヨネーズと白ごまで雪景色の白を表現したものになった。3色お結びは単品で690円(税込み759円)であり、お新香や味噌汁セットやぶっかけうどん・お新香セットなどもある。開発担当者は「数カ月試作を重ね、美味しいお結びになった。値段も出来るだけリーズナブルに。そのほか『3色おむすび御膳』なども用意」とPRしている。
同プロジェクトではまずは、期間限定メニューとして8月17日より販売開始予定で、9月18日まで続け、その後はお客さんのお声を反映し伸ばしたいとする。また、地域飲食店への横展開も考えており、3地域の飲食店を対象に参加店舗を募集するとともに、各店舗独自の3色お結びメニュー開発も大いに歓迎する。いずれにしても、このプロジェクトによって、3地域連携による広域観光の推進や地域食材の活用拡大はもとより、単なるグルメ企画にとどまらず、飲食店・観光施設・宿泊施設・土産店等を結び付ける地域経済循環の仕組みとして発展させ、持続的な地域活性化を目指したいとしている。

お披露目会を行った「一作」上越インター店で関係者らが記念撮影も
竜 哲樹(にいがた経済新聞ライター)