長岡花火、今年も大輪 延べ44万人が熱狂 正三尺玉100年、ナイアガラ3年ぶり復活
今年も長岡まつりが終わった。同まつりは、1945年8月1日の長岡空襲で犠牲となった人々への慰霊と、復興への願いを受け継ぐ祭りである。今年は空襲から81年を迎えた。2026年8月1日から3日まで開催され、延べ44万人が訪れた。8月2、3日の大花火大会は、両日とも有料観覧席が完売。主催者によると、有料観覧者は2日、3日とも18万人で、2日間で延べ36万人となった。前年の34万人から2万人増えた。

今年も多くの人で賑わった
8月3日、アオーレ長岡周辺のまつり会場を訪れていた40代女性は、新潟県内から長岡市内に引っ越して約2年。自宅から花火が見える場所に住んでおり、今年も花火を楽しんだという。一緒に訪れていた3歳の男児は「(お祭りが)楽しい」と話した。
また、会場で出展していた56歳女性は、「2日は夕方から人の流れがすごかったが、今年は人の流れが落ち着いている感じ。花火を見に行った人も、マップを持たずにスムーズに回れたらしい。昨年よりは整備されているのではないか」と話した。

地元長岡ならではの体験ができるのも同まつりの楽しみだ。写真は三島地域の丸太切り体験

パレードには、「とにかく明るい安村」さんが登場
今年の長岡花火で大きな見どころとなったのが、打ち上げ成功100年を迎えた正三尺玉と、3年ぶりに復活した長生橋のナイアガラだ。約350メートルにわたって火の滝が流れ落ちるナイアガラと、夜空いっぱいに広がる正三尺玉が競演すると、会場からは大きな歓声と拍手が上がった。

夜空いっぱいに広がる正三尺(渡辺芳夫氏 撮影)
また、チャーター機を利用した上空からの花火観賞ツアーも実施された。地上とは異なる視点から長岡の夜空を楽しむ企画で、花火の新たな観賞方法として注目を集めた。
復興祈願花火「フェニックス2026」では、2004年の中越地震からの復興への願いに加え、地震被害を受けた熊本への応援の思いも込められた。復興を経験した長岡から、被災地への連帯のメッセージを発信した。
一方、2日の花火大会終了後にはJR長岡駅に帰宅客が集中。東京方面への上越新幹線最終列車の自由席に乗車できなかった124人が、翌朝までアオーレ長岡のアリーナで過ごす事態となったが、JR東日本と長岡花火財団が飲料や軽食を配布し、体調不良者は確認されなかった。
多少の混乱が見られた場面もあったものの、節目の年ならではの見どころも多かった2026年の長岡まつり。今年も、多くの人を魅了し、大盛況のうちに幕を閉じた。
(文・一部写真 北条隆士)