【本決算】フラー、2026年6月期は売上高横ばい、営業利益69.9%減

フラー株式会社

フラー株式会社は8月12日、2026年6月期決算(非連結)を発表した。

売上高は20億958万円(前期比0.0%増)、営業利益は5,711万円(同69.9%減)、経常利益は1億292万円(同44.6%減)、当期純利益は1億3,288万円(同32.6%減)だった。

スマートフォンアプリなどのデジタルプロダクトの企画、デザイン、開発を手掛けるクライアントワークは、上期に大型開発案件が一段落して稼働率が一時的に低下したものの、下期に複数の新規開発案件に着手し、稼働状況が持ち直した。売上高は19億782万円だった。「App Ape」を軸とするアプリ分析サービスは利用者がほぼ横ばいで推移し、売上高は1億175万円となった。

費用面では、クリエーティブ人材の人件費や外注費の増加により、売上原価が前期比11.1%増の12億8,303万円となった。販売費・一般管理費は、2025年7月の新規上場に伴う諸経費や営業部門の増員があった一方、前期に上場記念賞与を計上した影響などから、同0.8%増の6億6,943万円だった。これらにより営業利益は大幅な減益となった。

営業外収益では、新潟県からの補助金収入5,729万円を計上した。また、繰延税金資産の積み増しにより法人税等調整額マイナス3,107万円を計上し、当期純利益は1億3,288万円となった。

2027年6月期の業績予想はレンジ形式とし、売上高26億~27億2,000万円(前期比29.4~35.4%増)、営業利益1億8,000万~2億6,000万円(同215.1~355.2%増)、経常利益1億8,000万~2億6,000万円(同74.9~152.6%増)、当期純利益1億3,000万~1億9,000万円(同2.2%減~43.0%増)を見込む。

売上高については、7月31日に公表した大型案件のほか、足元の受注状況を踏まえ、前期から大幅な改善を見込む。資本業務提携先のヤプリ、電通グループとそのグループ企業との顧客紹介や共同でのソリューション提供なども進める。制作過程でのAI活用も加速し、各種AIサービスの利用費として約4,000万円を見込んでいる。

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