高校生の「やりたい」を形に 長岡で初の「High Tune Fes!!」 約150人来場(新潟県長岡市)
新潟県長岡市内の高校生らが企画・運営する音楽イベント「High Tune Fes!!」が2026年8月18日、アオーレ長岡・ホールAで初開催された。同市の高校生を中心に集まった10組のバンドが演奏を披露し、高校生や保護者らを中心に約150人が来場。学校の垣根を越えて、音楽を楽しむ場となった。


トリを務めたのは「黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)」
娘がバンド活動をしていることから聴きに来たという50代女性は、「さまざまな学校から集まって、バラエティーに富んだイベントになっていた。学校の学園祭とはまた違って良かった」と話した。
同イベントを企画したのは、長岡市内の通信制高校に通う3年生、本田凱士(かいと)さん。本田さんは2年生だった2026年3月ごろ、同じ学校の先輩から「イベントをやってみないか」と声を掛けられたことをきっかけに、音楽イベントの開催を企画した。

今回のイベントを企画した本田凱士さん
開催方法などを自身で調べる中で、長岡市に若者向けの助成金制度があることを知り、同市の担当者に自分の思いを伝えた。その後、助成金の交付が決まり、同じ思いを持つ仲間8人とともに実行委員会を立ち上げ、開催に向けて準備を進めた。
実行委員会には、長岡高校や長岡工業高等専門学校など複数の学校から生徒が参加したほか、音響・PA担当として新潟大学の学生も加わった。出演したバンドは、普段から学校などで活動しているバンドのほか、今回のイベントをきっかけに結成されたバンドなどさまざま。
本田さんは、イベント運営について「現場の作業や裏方をやったことがなく、ライブも2回しか出たことがなかった」と振り返る。初めてのことが多い中での挑戦だったが、当日は約150人が来場し、用意したノベルティーも早い段階で完売。「思った以上に形になって、本当に良かった」と手応えを語った。自身も中学2年の冬ごろからギターを始め、高校1年からはドラムにも取り組んでいる。現在は個人で作曲にも取り組み、将来について「音楽で飯を食えるようになりたい」と話す。
初開催を終え、本田さんは2回目の開催にも意欲を示している。次回は2026年12月または2027年2月ごろを候補としており、2026年11月末にミライエ長岡で開設予定の新たなライブスタジオで開催したいという。
高校生の「音楽を楽しみたい」「自分たちでイベントを作りたい」という思いから始まった「High Tune Fes!!」。初開催を終えた本田さんは、次回開催を見据えて準備を進めていく。
(文・写真 北条隆士)